平成28年4月15日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言

おはようございます。
まず、昨日の夜、熊本県を中心として震度7等の震災がありました。現在、お亡くなりの方が9名いらっしゃるようですが、心から御冥福をお祈りいたします。また、負傷された方、そして災害に遭われた皆さまに、心からお見舞い申し上げる次第です。同時に、まだ行方不明の方がいらっしゃいますが、一刻も早い救出を希望しております。加えて警察、消防、自衛隊等々、対応にあたる皆さまの御苦労に心から感謝を申し上げたいと思います。
もう一点は、リオ大会のパラリンピックのパワーリフティングにおいて西崎哲男選手、そして大堂秀樹選手が内定いたしました。リオ大会に向けてしっかりと努力をして、すばらしい成績を上げていただくことを期待しております。
私からは以上です。

2.冒頭発言

(記 者)
幹事社から代表質問させていただきます。昨日の地震関連なんですが、いつどこで大きい地震が来るのか分からないということを改めて思ったところですけれども、大会準備に向けて、改めて思うところをお願いします。
(大 臣)
これまでも申し上げてきましたが、2020年の大会の成功条件が幾つかあります。その中でも、とりわけ安心・安全な運営をするということが重要です。特にテロ対策等もそうですが、地震については1年前にあったときどうするか、あるいは半年前にあったらどうするか、そして大会直前あるいは大会中だったらどうするか。そうしたこともシミュレーションとして考えなきゃならないわけでありますし、これまでのいろいろな地震について研究し、そのような対策を想定して進めなきゃならないと思っております。
(記 者)
地震の関連で。先ほどの閣議で総理から閣僚に対する話や指示等はあったんでしょうか。
(大 臣)
まず、詳細については官房長官から記者会見があると思いますので、そちらをお聞きいただければと思いますが、総理からは先ほど私も申し上げましたお悔やみ、お見舞い、それから努力をされている各機関等、皆さま方に対する感謝、また二次災害等に対する対策等も含めて、しっかり取り組むようにという話がございました。
(記 者)
関連して、今日、あるいは週明け、五輪関連で大臣の日程がございますけれども、地震の発生を受けて何か大臣の動きで変更があれば教えてください。
(大 臣)
まだ状況を詳しく確認しておりませんが、今のところ、予定について特段変更は考えておりません。今後、関連のことがあれば、即時対応を考えたいと思います。
(記 者)
その日程の関係で、来週月曜日に東北の経済界との意見交換会がございますけれども、「東京五輪でなくて日本五輪に」といった考えをおっしゃっていますけれども、そのあたりのお考えをお聞かせください。
(大 臣)
これまでも有識者の皆さま方から、日本オリンピック・パラリンピックにするにはどうすればいいか、機運醸成のための意見をお伺いしてまいりました。また、震災五輪ということもあって、被災地に赴いていろんな話も聞いてまいりました。同時に、今度全国各地域の皆さま方の意見も改めて聞きたいと思って、その第1回目として東北地方の経済界の皆さまに話を伺うことにいたしました。被災地の皆さまに話を聞きますと、やはりまだまだ復旧・復興が道半ばという状況、そして、私の地元でもありますが山形、秋田などは風評被害があって、観光客がなかなか来ないと悩んでいる。あるいは企業活動も停滞しているということがありますし、そのような地域がオリンピックを通じて何をするか、あるいはどうやってオリンピックに関連させていくか、そして、地域の経済発展にどう結び付けていくかといったことも含めて、皆さまと意見交換をしたいと思っております。