平成28年5月20日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言

おはようございます。
私から、まず新たにリオ大会出場の選手が決まっておりますので御報告いたします。オリンピックのボート競技で中野選手、そして大元選手、大石選手、冨田選手が内定いたしました。
また、同じくオリンピックのトライアスロンにおいて、田山選手、上田選手、加藤選手、佐藤選手が代表に内定いたしました。万全の体調ですばらしい成績を上げていただくように期待しております。
私からは以上です。

2.質疑応答

(記 者)
幹事から一点だけお伺いいたします。東京五輪の招致に際して、招致委員会が結んだコンサルタントとの契約について、先日文部科学委員会でJOCがコンサルの契約の経緯について第三者チームというのを設けて調査するということを表明されました。その後、調査に関する大臣の評価と、及び調査に期待することについてお伺いできますでしょうか。
(大 臣)
竹田会長が委員会の席で調査チームをつくる報告をされました。その後、今外部の弁護士を中心とする人選を進めており、来週中にもスタートできるのではないかと聞いておりますから、何よりも招致委員会の主体であったJOCと、しっかりとこうした調査チームを通じて調査をし、そして国民の皆さまに理解していただけるように丁寧な対応をしていただきたいと思います。
(記 者)
今の招致の問題に関してですが、これまでのJOCの国会での答弁なども大臣がお聞きになって、JOCとしての対応というのが大臣からどのように映っているか、評価というものをお聞かせください。対応がしっかりしているのかどうか。
(大 臣)
JOCとして、そうした当時の招致委員会の状況について、辞められた方もいたりして、なかなか精査が少し遅れたかなという気はいたします。ただ正式な取引・商行為だということであり、IOC等にも報告をした上で竹田会長がコメントを出されているようでありますし、なおさら疑惑を招かないようにしっかりと調査チームを作って、その上で報告したいということでありますから、そうした行為について私たちもしっかり見守っていきたいと思っておりますし、何よりもそうしたことをしっかり進めることによって国民の皆さまの理解をいただけるように努力をしていただきたいと、改めてそう思っています。
(記 者)
舛添都知事の関係でお伺いしたいんですけれども、今日も記者会見で説明されますけど、さまざまな政治資金をめぐる不正、不適切な会計の話が出ていますけれども、舛添都知事の問題に対する評価と、今後舛添氏の問題がオリンピックの準備に与える影響に関して大臣の評価を伺えますか。
(大 臣)
まず、これは新聞の報道ですが、今日定例の記者会見で改めてそうした問題についてしっかりと対応されるということを聞いております。私も政治家でありますが、これまでいろいろな活動をした中で、やはり政治家にとって一番大切なのは国民の皆さま、あるいは有権者の皆さまの信頼を得て、仕事をしていくということでありますから、そういう意味でも今日の記者会見において、なおさら丁寧に、そして真摯なお答えをしていただいて、都民の皆さまの理解を得ていただきたいと思っております。やはり開催都市の知事というのは、オリンピックにとって大きなシンボルであり、そういう意味でも多くの皆さまの協力により成し得るオリンピック・パラリンピックですから、そういう意味でも、是非今日の会見で、そうした理解を得られるようにしていただきたいと思っております。
(記 者)
一部には辞職を求める声もありますけれども、大臣、進退に関して御意見があれば。
(大 臣)
丁寧に説明していただければ、なおかつ理解をいただけるようにしていただければよろしいのではないかと思います。