平成29年1月31日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 今日は特にこちらからの発言はございません。

2.質疑応答
(記 者)
 おはようございます。オリンピックのゴルフ会場についてなんですが、今霞ヶ関カンツリー倶楽部が、女性の正会員を認められていないという問題に、IOCから五輪憲章の観点から改善されるべきだという要請が組織委員会の方に来ているようなんですが、この問題について大臣はどのようにお考えでしょうか。
(大 臣)
 組織委員会にも詳細を確認させていただきまして、IOCの方から「非常に問題視している」という強いメッセージを受け取っているということを確認しました。IOCがこれだけおっしゃっているということは、霞ヶ関カンツリー倶楽部も会場として、判断は最終的には倶楽部でなさることだと思いますけれども、前向きに検討してくださるという反応をしてくださっているとも聞いておりますので、よく東京都と組織委員会で確認をしていただいて、ぜひともIOCとオリンピック憲章にかなう形で結論が出ることを望んでおります。
 組織委員会は、JOCやJGA、それからIGFと一緒に霞ヶ関カンツリー倶楽部に改めて正式に要請を行うことを予定しているということですので、まずその要請が行われて、霞ヶ関カンツリー倶楽部がどのように判断するか、また判断のタイミングをどうされるかというところについて、よく見守りたいと思っています。
(記 者)
 大臣のお考えとしては、やっぱり女性の方にも認められるべき。
(大 臣)
 オリンピック憲章に掲げる男女平等原則を、オリパラ成功のために重要なものと考えていただくべきだと考えております。
 ただ、どのような形で正会員にするかというのは、ちょっと倶楽部の方の手続があると思いますので、その判断の時期がきちんとオリンピックに間に合う、パラリンピックに間に合うかどうかというのが一つのポイントだろうと思います。
(記 者)
 今の関連で、来月にも理事会とかあるみたいなんですけれども、いつぐらいまでには、めどには判断してほしいみたいなのってありますか。
(大 臣)
 大変技術的にも難しい問題がありまして、一番は霞ヶ関カンツリー倶楽部の中がどのようになっているかということ、つまり中の決定プロセスがどうなっているかということにもよると思うんですね。加えて、もう既にコースの改造等も行ってらっしゃるという話ですので、それと同じだけのことをまた一からやれるようなところがあるのかないのか、ということにも関わってくると思います。ですので、「もうできる限り早く…」と申しております。

 以 上