平成29年2月24日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。特別、私から発言はございません。

2.質疑応答
(記 者)
   五輪の費用分担でお伺いいたします。小池都知事が22日に仮設施設、他の自治体の分も含めて、都も巨額の支出を検討するというような旨の発言をしたのですが、仮設の協議が前進したとも受け取れるのですが、大臣の受け止めをお願いします。
(大 臣)
 私も小池都知事が一昨日、ほかの自治体が所有する施設も含めて、都も負担することを排除しないという表現で表明されたことは、我々の関係者の議論を一歩前に進めるという意味で、前向きに捉えることができるのではないかと考えております。ただ、私は関係自治体の協議を調整する立場にあります。関係の自治体の皆様から御要望を頂いて、この会議に臨んでいるので、まだまだ丁寧にこの組織委員会が出していただいた数字を見ていく必要があると思っております。特に、一昨日小池都知事も言及されましたけれども、輸送やセキュリティ、正にソフトの部分だとかと言えばいいのでしょうか。施設の整備のみならず、輸送、セキュリティなどソフトの部分についても、膨大な業務があるということは認識が共有できている状況です。ですので、この点もっとしっかり数字を見て、中身を詰めていく必要があると思っています。我々は自治体の立場に立って、論点を整理して、全体の議論をもっと建設的にどんどん進めていくということが重要だと思っていますので、当面最も重要なこととしては、ソフトの部分も含めての数字を更に詰めていくということだと思っています。
(記 者)
 その小池知事が「も」と強調した部分ですが、これ、東京都も検討するという部分ですが、やはり政府や自治体にも仮設の一部の負担を求めると認められるのですが、これに関して仮設について政府の対応はいかがなものでしょうか。
(大 臣)
 そもそもファイルで組織委員会が負担しますと言ってきていたものをどうしますかという話ですので、組織委員会と都の調整がまず先にあると思います。そこで調整がつかなかったときに、なぜそうなったのでしょうかという話で、初めて今度は国に来るという順番だと思いますので、今まだ都と組織委員会の間でも何か具体的にこの方向性で行きましょうということになったわけはありません。そこをまずしっかりお互い納得いく線を決めていただければなと思います。
(記 者)
 午後3時に帰宅をする、プレミアムフライデーが今日から始まるんですが、大臣の3時以降の御予定と、具体的に職員に何か指示を出したというのがあればお聞かせください。
(大 臣)
 職員の皆様にはできるだけ3時に帰っていただくようにお願いをいたしました。3時に退庁した後、どんな文化的な活動、スポーツ活動を行っていただくのかは個人にお任せしますけれども、私自身も仕事をつくらないようにという思いで、役所の外に出たいと思っております。今日、私は文化プロジェクトで、この作家さんいいなと思う作家さんをちょっと見てこようかなと思っているところです。
(記 者)
 先程、職員に帰っていただけるようお願いしたというのですが、それは昨日ですか。
(大 臣)
 昨日の夕方の段階で、「皆さん明日の予定はどうなっていますか」というふうに聞きました。
(記 者)
 口頭で。
(大 臣)
 はい。
(記 者)
 職員からどのような回答があったかお聞かせください。
(大 臣)
 もぞもぞおっしゃっていたので、内容はプレミアムでなくてもいいので、帰ってくださいと。加えて、大事なことは帰るための工夫に知恵を出すということですので、何かいい知恵をお互い出し合っていますかということは聞きました。無理やり3時に切り上げると後で歪みが出るので、これは知恵の出し合いですということはお願いしたところです。
(記 者)
   東京五輪ではないのですけれども、2024年の五輪の招致の関係でブダペストが、政府が先日立候補を断念すると表明いたしました。これの受け止めと、今、東京都費用高騰というふうに言われていますけれども、それが間接的に与えた影響などがあるかどうかという、その辺りの御所感をお伺いできますか。
(大 臣)
 報道については承知をしておりまして、我々は今、日本国政府としての立場からは、立候補の都市がどう考えるかについて、何かコメントする立場にはありません。ただ、私たち自身が今取り組んでいるコストを縮減するという作業は、我々自身にとって重要なことでもありますので、しっかり取り組んでいきたいと思っています。
(記 者)
   プレミアムフライデーに戻って、細かくて恐縮なのですが、作家さんを見てくるというのは、何か絵とか展覧会に行かれるのですか。
(大 臣)
 そうです。お寺の天井画とか、ふすま絵サイズの絵を描いていらっしゃる日本画の若い方というか、知る人ぞ知る作家さんで、私は一度実物を見てみたいと前から写真の作品を見て思っていたものですから、拝見させていただこうと思っております。ありがとうございました。

以上