平成29年5月12日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 こちらに掲示させていただいておりますが、7月24日をもって大会まで3年になります。この夏に、国を挙げて全国の夏祭りを通じ、東京2020大会の機運醸成を図りたいということで、組織委員会の森会長とも御相談申し上げておりましたところ、お祭りには、やはり法被と団扇ということで、大会組織委員会のライセンシンググッズとして、法被、団扇、そして浴衣を展開するということになりましたので、今日はそのデザインを公開させていただきます。御覧のとおり、法被は紺と白があり、注目していただきたいのはここです。「HAPPY&PEACE」と書いてあります。HAPPYになる法被でございます。かけてあるということで、こういうデザインを組織委員会がお考えになりました。そして団扇です。これは裏表があるのですが、紺と赤のもの、紺と白のものです。これを全国に向け一般販売を7月中旬からさせていただきます。皆さんにお祭りを通じ、いよいよオリンピックが3年後だぞということで、盛り上がっていただきたいと考えております。一応、地域にある商工会議所やJAさんには、前もって「御注文ございますか」ということで御案内させていただこうと思っておりますが、何しろ夏がもう3回しかありませんので、このチャンスを逃すことなく、老いも若きも、障害のある方もない方もみんなで盛り上がっていきたいと考えております。よろしくお願いします。

2.質疑応答
(記 者)
 一部報道で、東京オリンピックの費用分担の関係で、東京都の方から開・閉会式とか聖火リレーの費用を負担するよう20項目ぐらいの要望が出ていると書かれています。この事実関係と対応についてお願いします。
(大 臣)
 この話は、結構前に一度お持ちいただいたもののことかなという理解をしているのですが、それは、私が聞くところによると、結構前からずっとお考えだった内容であるようで、私の代のときにも同じものを持ってきたということであったようです。以前どなたかお示しになったのだと思うのですが、中身はあまり変わっていないようですので、よく考え直してきてくださいというふうに、私はお話いたしました。というのは、閣議了解をどこまで御存じだったか、私もよく分からないのですが、閣議了解を踏まえれば、これはなかなか難しいということは別に我々に言わなくても分かりますよねというものがたくさん含まれておりましたので、一応その場でもう一度、閣議了解を出して、説明して、これは東京都と国とで話をした結果、この閣議了解を決めたわけですので、この基本をもう一度よく確認してくださいということで説明申し上げた次第です。
(記 者)
 夏祭りのことなのですが、具体的に3年前の7月24日に合わせて、その日に全国で盛り上がるというイメージなのですか。
(大 臣)
 7月24日は一つ何かできたらいいなということで今、案を練っているところでありまして、既にあるお祭りもありますし、それから、何か特別に、例えば組織委員会を中心にお考えになるようなものをみんなで盛り上げていくということもあろうかと思いますが、現在検討中です。
(記 者)
 パラリンピックの経費の総額について、施設とか運営費とか、いろいろ入ってくるのですが、そこの全体に下ろされるというようなイメージでよろしいのですか。
(大 臣)
 ものによってはオペレーション上、重なっているものもあるので、便宜上、計算上、これだけ切り分けるというような作業があるかもしれませんが、まだ具体的に全体像として決まっているわけではありませんので、これからのことになります。
(記 者)
 昨日、総理と小池知事の会見の後に、小池知事がパラリンピックについて、新しく国が受けてもらえるとのことですが、これについては元々決まっていたものという認識でよろしいですか。
(大 臣)
 そうですね。立候補ファイルの時点から、東京都と国で半分をもちます、半分は組織委員会で、と、こう書いてあり、常識的に考えると、都と国でという話になれば、それはお互い半分半分出しましょうという話になりますので、我々としては考えていたとおりの中身だったということです。

以上