平成30年4月3日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。
 冒頭ですね、私の方から、「復興『ありがとう』ホストタウン」の第3次決定をされましたことについて、冒頭発言をさせていただきます。
このたび、本年1月末以降の応募を踏まえまして、第3次の「復興『ありがとう』ホストタウン」を決定いたしました。今回の追加案件は2件です。「復興『ありがとう』ホストタウン」を契機に、震災時の支援国への感謝の思いを伝えたいと聞いております。
 1件は岩手県雫石町、こちらは交換留学で雫石町を訪れたドイツの生徒たちによる募金活動に感謝を示すため、義援金を受け取った山田町と連携をして、ドイツの生徒などを2020年に町に招くとともに、町民がドイツチームを応援するという思いで手を挙げてくださいました。
 それからもう一つは宮城県石巻市、こちらは在京チュニジア大使館が中心となりまして実施した炊き出しやチャリティーコンサートに感謝を示すために、2020年にチュニジア選手等を招いて、祝賀レセプションや石巻体験ツアーを開催したいということでございます。
 今次の登録の結果、合計で15件となりました。今後とも関係各県等と連携をして、手を挙げていただいた自治体に対してしっかりとサポートをしてまいりたいと思っております。
 私の方からは以上です。

2.質疑応答
(記 者)
 先日、IOCのバッハ会長が北朝鮮の金委員長と会談をして、その際に金委員長が、2020年の東京大会への参加の意向を示したということのようなのですけども、この件に関して御所感というかお考えをお聞かせください。
(大 臣)
 政府といたしましては、大会組織委員会それからIOC、北朝鮮オリンピック委員会による今後の調整、それを見守りたいと思っております。
(記 者)
 現状、日本政府としては北朝鮮に対して経済制裁のようなことをしてますけれども、これ、選手や監督などがこの大会に参加するということに関しては問題ないとは思うのですけども、例えば美女応援団とかこのような方々が来るときに、何らかの制限とかそういうものは、現状ではするものなのでしょうか。
(大 臣)
 それは今後どうなるかにかかっていると思いますが、基本的なことを言えば、オリンピックというのはスポーツの祭典、平和の祭典ですから、開催都市を持つ日本国として、その参加国が多い方がいいという、一つでも多くの国に参加してもらうということが、基本的な考え方であると、こういうふうには思います。
 また、この問題について昨日ですね、森大会組織委員会会長が、拉致問題などもございますので、日本人の気持ちも十分承知をして調整を進めていただきたいと発言されておりますが、こういう視点も大事じゃないかなと思います。
(記 者)
 ありがとうございます。
(記 者)
 閣議について確認したいのですけれども、今日、閣議の中で、天皇退位の基本方針が決まったということがありましたでしょうか。
(大 臣)
 ありました。

以上