平成30年6月5日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。
 冒頭私から2点お話をさせていただきます。一つは、ホストタウン関係府省庁連絡会議、そしてホストタウン首長会の開催についてであります。
 冒頭私から2件でありますが、明日、明後日、2日ということになると思いますが、盛岡で「東北絆まつり」がございます。それに出張をしてまいります。これは東北6市を代表する祭りが一堂に会するイベントで、beyond2020プログラムの認証もされておるイベントであります。
 明日、6月6日、13時30分から、総理官邸において開催をいたします。ホストタウンの首長の皆様に集まっていただく会議は、今回初めてであります。この2020年の東京大会が2年後の夏に迫る中、各ホストタウンでの取組状況の共有はもとより、国の関連施策や東京大会全体の準備状況を、幅広く把握していただきながら取組を進めることが重要と考えて立ち上げるものであります。ホストタウン同士のノウハウの共有、そして連携などを深めていただきますとともに、東京大会の成功に向け日本全国の機運を盛り上げる場となれば幸いと考えております。詳細は事務方にお尋ねいただきたいと思います。
 二つめは、第5回暑さ対策関係府省庁等連絡会議の開催であります。東京2020に向けたアスリート・観客の暑さ対策に係る関係府省庁等連絡会議を、6月7日に開催いたします。報道機関の方々に対してはフルオープンとさせていただきます。この会議では、暑さ対策に関するこれまでの取組状況とともに、今後取り組むべき内容についても関係府省庁等から発表をしていただきます。
 東京大会まであと780日になりました。先日開催されましたオリパラ推進本部においても、本部長であります総理より、暑さ対策は急務の課題であるとの御発言があったとおり、暑さ対策についても準備を加速させていかなければなりません。7日の会議において関係府省庁、東京都、大会組織委員会等で情報を共有し、暑さ対策の取組をこれまで以上に進めてまいりたいと考えております。この詳細につきましても事務方にお尋ねをいただきたいと思います。
 私からは以上であります。
2.質疑応答
(記 者)
 今、冒頭発言でも御言及いただきましたが、2020年の東京大会の暑さ対策について2点伺いたいと思います。
 先週、大会の組織委員会が、観客が炎天下のもとで長時間過ごすことがないように、炎天下で20分待つ行列に相当する分の仮設テントを設置するだとか、一定の割合で大型冷風機を設置するなど、運営面での対応の内容の大枠をまとめました。これについて鈴木大臣の受け止めはいかがでしょうか。
 もう一点が、今も言及ありましたが、6月7日に暑さ対策に係る政府の会議を開催するとのことですけど、先週まとめた、その組織委員会がまとめた対策の大枠を受けて、政府として今後どのように取り組んでいくお考えか、この2点をお願いします。
(大 臣)
 6月1日に大会組織委員会が、暑さ対策の大枠を公表したところでありますが、7日の関係府省庁等連絡会議においても組織委員会から、その取組と今後の対応について報告を受けることとしております。
 1日に公表されました大会運営における暑さ対策は観客・大会スタッフ・選手の三つの観点から、有識者の意見を聞きながら検討されたものでありまして、具体的には観客についてはスクリーニングエリア、セキュリティーチェックするところでありますが、これは20分以内にできるようにマネジメントするということになっておりますが、そういう人の滞るところに、日よけのテントでありますとか大型の冷風機を設置する。それから大会スタッフに対しましては、屋外で連続の勤務時間の上限を設定する。それから選手に対しては、競技の特性を踏まえた暑さ対策の実施、暑さ対策等を総合的に考慮した日程の作成といった対応が取りまとめられたと、そういうふうに聞いております。
 今後、組織委員会において会場別・競技別の対策が、具体的に検討されることになりますが、私ども政府といたしましても、大会の成功に向けて引き続き関係機関と連携し、ソフト・ハード両面から暑さ対策をしっかり取り組んでまいりたいと思います。
 ソフト対策につきましては環境省が暑さ指数、そういうものを観測しておりますので、その情報をうまく伝えるような対策もしっかり行ってまいります。
(記 者)
 すみません、話題変わるんですけれども、昨日、決裁文書の改ざんについて財務省の処分が即日公表となりましたが、政府としての責任の在り方ですとか麻生大臣の責任のとり方について議論がありますけれども、大臣はどのようにお考えになりますでしょうか。
(大 臣)
 昨日、財務省での調査結果が発表されたということで、全くそもそも公文書、決裁をされた以降に書き換えるということは考えられないことであって、二度とあってはいけないと思います。
 大切なことは、もう二度とそういうことが起こらないように、しっかりした対応をとるということであって、財務大臣においても原因についての調査が行われたわけで、今度はその調査に基づいて再発防止ということにしっかり責任をかけて対応していただきたいと思っています。
(記 者)
 ありがとうございます。
(大 臣)
 ありがとうございました。
   
 以上