平成30年6月29日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。
 冒頭、ホストタウンの第8次登録公表について申し上げます。
 本日、第8次のホストタウン登録団体7件を公表いたします。全体の件数は250件、前回から7件の増です。自治体数は320団体、これも前回から7つの増。そして、相手国・地域数はちょうど100、前回からプラス3となりました。今回から復興「ありがとう」ホストタウンの件数、自治体数、相手国・地域の数も含んで集計をしております。
 新たに増えた国は、エジプト、ギニア、モザンビークの3か国で、全てアフリカ諸国です。ギニアのホストタウンは、鹿児島県三島村でありまして、3つの離島、人口合わせて407人からなる村でありまして、離島のみの自治体によるホストタウン登録は初めてとなります。ジャンベという楽器を使った音楽を通じた交流が、この三島村とギニアの間では20年間以上続いているということだそうでありまして、それがきっかけで登録にいたりました。東京大会では、村全体がギニアの応援団となり、選手を応援し、大会終了後には選手などを招き、交流をするという予定です。
 相手国・地域数が100の国・地域となり、さらなる増加につながるよう、引き続き登録を目指す自治体をしっかりと支援してまいりたいと思っております。
 詳細につきましては、事務の担当にお尋ねをいただきたいと思います。
 私からは以上です。
2.質疑応答
(記 者)
 今日の未明に終わりましたサッカーのワールドカップについて伺いたいんですけれども、日本戦について伺いたいんですが、日本代表はポーランドに敗れはしたんですけれども、2大会ぶりの決勝トーナメントへの出場を決めました。大臣の感想あれば、お願いできますか。
(大 臣)
 ワールドカップはなかなかレベルが高くて、前大会優勝のドイツが決勝トーナメントに進めないというようなこともありますし、また、昨日のポーランドはFIFAランキングでは日本よりもはるか上にいたとされているということで、そういう中では、この決勝トーナメントに至るまで、日本代表随分頑張ったと思っております。一つの大きな目標でありました予選を突破したわけでありますので、決勝トーナメントに進んで、大変厳しい、強いチームばかりが残っているわけですけれども、何とか1試合、1試合勝ち抜いて、前に進んでいくということを期待しています。
(記 者)
 ありがとうございます。
 先日、受動喫煙対策を強化するための東京都の条例が可決、成立しました。この内容は今、国会で審議されている国の法案よりも厳しい内容とされていますが、大臣の受け止めをお願いできますでしょうか。
 また、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、国として受動喫煙対策にどのように取り組んでいくお考えか、お聞かせください。
(大 臣)
 一昨日、都議会において、この受動喫煙防止条例が可決、成立をしたということを聞いております。
 国会におきましては、御承知のとおり、健康増進法の一部を改正する法律案の御審議をいただいているところでありますけれども、一般論として、各自治体の条例におきまして、法律に上乗せの規制を課すこと、これは制度としてあり得るものでありまして、東京大会に向けて、開催都市である東京都が受動喫煙対策に積極的に取り組まれるのは当然のことでありまして、過去の開催地においても、同様のこの上乗せの例があったと聞いているところであります。
 2020年に向けてどうするかということでありますが、東京大会開催地の競技会場、あるいは選手村等における受動喫煙対策については、現在、組織委員会が検討を進めておりますので、IOCの方針を踏まえた具体化について、組織委員会のこの検討をしっかりサポートしていきたいと思っております。
 政府といたしましては、この健康増進法の一部を改正する法律案、これをこの国会で何としても成立をしなければいけないと、こう思っておりますので、早期成立に尽力をするとともに、法案が成立した際には、円滑な施行に向けまして、東京都を始めとする、関係自治体とよく協力、連携をして、たばこのないオリンピック・パラリンピックの実現に向けて取り組んでまいりたいと思っております。
 どうもありがとうございました。
 
 以上