平成30年9月4日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。
 冒頭、私の方から特にございませんので、質問がありましたら、どうぞ。
 

2.質疑応答
(記 者)
 よろしくお願いします。
 アジア大会の結果の受止めについてお伺いします。2020年東京五輪、パラリンピックの前哨戦とも位置付けられるインドネシアのジャカルタで開かれていたアジア大会が2日に閉会しました。
 日本勢としては、史上2番目となる75個の金メダルを獲得し、仁川での47個を大幅に上回る結果となりました。大臣として、結果を受けての御所感と東京大会に向けた御期待があれば、お聞かせください。
(大 臣)
 大変すばらしい成績で、2020年に向けて、選手の競技力の向上に取り組んできたわけでありますが、そういう成果があらわれているのではないかなと、こういうふうに思っております。
 今、お話ございましたとおり、今回は金メダル75個、銀メダルが56個、銅メダルが74個、更に、6位までの入賞が340ということでありますし、個々の選手も、例えば、池江選手が女子で初めてのMVPを受賞したということで、本当にすばらしい成績だったと思います。選手の皆さん、それから指導者の皆さん、また御家族、関係の皆さんに心からお祝いを申し上げたいと思います。
 そしてまた、この後、10月6日から、ジャカルタで、インドネシア2018アジアパラ競技大会が開催されるということでありまして、我が国の選手団の活躍を大いに期待をしているところでございます。
 あと2年ということでありますから、今回のこの好成績が2020年東京大会につながっていくということを大変期待をしております。選手の皆さんの活躍が国民の皆さんの大きな感動と元気を与えるものだなということを改めて感じたところであります。
 政府といたしましても、2020年東京大会において、参加するアスリートの方々が最高のパフォーマンスを発揮できるような、そういう最高の環境を整えていかなければならないところでありまして、関係府省庁と連携をしながら、更に準備を進めていきたいと思います。
(記 者)
 重ねてなんですけれども、JOCが掲げる金30個という東京大会の目標というのも、強化にいろいろと取り組んできているわけですけれども、近づいてきたなという感じでしょうか。
(大 臣)
 確実に競技力向上しておりますので、あと2年間、まだありますので、ピークをとりあえずは2020年に持って行くということ、そして、2020年がゴールじゃありませんので、そうした勢いを2020年以降も継続していくということが大切だと思います。
(記 者)
 よろしくお願いします。
 サマータイムについて、お尋ねなんですけれども、EUがサマータイムの取入れ、域内の世論を踏まえて、廃止する意向を今示しています。大臣かねてから、サマータイムには慎重な議論が必要だということを話されていたと思うんですけれども、このことを踏まえての受止めと、それから政府としての、総理から、内閣として、それから党として検討をしたいということがありましたけれども、政府としての現在の検討状況がありましたら、お聞かせください。
(大 臣)
 政府としての検討状況はまだです。まず党の方で議論してもらうということで、党の議論もこれからということで、私としては党の議論がどういうふうに進むか、それを見守りたいというふうに思います。
いずれにしても、国民生活に大変影響のあることでありますので、党の議論を、議論の中身というものが明らかになって、透明性を持って議論していただいて、今、国民の皆さんが見る中において、納得できる結論が出るということを期待しています。
(記 者)
 大臣の慎重な議論というのが必要だというお考えに変わりはないということですか。
(大 臣)
 慎重な議論というか、何でも慎重な議論は必要で、適当に議論すればいいというものでは、もちろんないので、これは着実に議論をしてもらえればいいと思います。
(記 者)
 本日、復興庁が復興五輪の連絡調整会議を立ち上げて、被災3県の方と連携するという目的で会合を開くそうです。オリパラ事務局からもオブザーバーで参加するとのことですけれども、5月にこちらの事務局で立ち上げた3県の東京事務所との連絡会と趣旨が重なっているんです。そちらの方との調整ですとか、今後の連携の見通しなどを伺いたいと思うんですけれども。
(大 臣)
 いろいろ多層的にやればいいんだと、こういうふうに思っておりますので、東京事務所の所長さんとの会合も必要に応じて続けていきますし、また、復興庁は復興庁の立場で、いろいろ議論を進めていただければというふうに思っています。そこには、我々の方もオブザーバーとして参加をするということでありますので、連携は常に密にとっていきたいと思います。
 そういうことで、多層的にやっていくということで、私も被災3県のところでも、また、復興ありがとうホストタウンの関係で、意見交換をする機会も近々持ちたいなと思って、今、調整中です。
(記 者)
 ありがとうございます。
(記 者)
 体操の宮川選手がパワハラを受けたとして訴えている問題についてなんですけれども、昨日、体操協会がスポーツ庁などに経緯などの報告をしました。一方、パワハラをしたとされる塚原強化本部長らは、宮川選手に対して謝罪をしたいという意向を示しています。このことについて、大臣としての受止め、また、オリンピックに向けての影響であったりとか、その辺についてのお考えをお願いいたします。
(大 臣)
 昨日、スポーツ庁に関係者が行って、お話をされたという、その中身について私は報告受けておりませんので、つまびらかには承知しておりませんが、報道ベースで知る限りにおいては、第三者委員会を立ち上げて、中で事実関係の精査をする。恐らく、そこでは、今後の対応というものも考えられる、指摘されるのではないかと思いますので、そうした第三者委員会での調査で、そういうものをしっかり見きわめていきたいと、見守っていきたいと、そういうふうに思います。
 オリンピックに対する影響というんですが、今、非常に、先程申し上げましたように、アジア大会で日本選手が大活躍をするというようなこともありますし、様々、2020年に向けて、国民の皆さんの関心が、徐々に盛り上がっている、スポーツに対しても大変関心を寄せているという中において、一連のアメリカンフットボール、レスリング、それからボクシング、今回は体操ですが、それぞれ中身が違います。こういうような話題になるということは、これは望ましいことではないと、こう思っておりますので、主にスポーツ庁になるんだと思いますけれども、しっかりスポーツ団体において、問題が起こらないようにしていただくということを、これは2020年に向けても大切なことだと思います。
(記 者)
 ありがとうございました。
 
 以上