平成30年9月28日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。
 どうぞ、何か質問ありましたらお願いします。
 

2.質疑応答
(記 者)
 私の方から2点、ボランティアに関して御質問いたします。まず1点目、26日からボランティアの募集開始されました。組織委によると出だしは順調とのことなんですけども、大臣の御所感ありましたらよろしくお願いいたします。
(大 臣)
 26日から、いよいよボランティアの募集が始まったということで、かねてから申し上げてますけれども、大会成功の鍵は、一人でも多くの国民の皆さんに参加意識、関わり意識を持ってもらうこと、これが一番大切だと思ってます。そういう中でボランティアというのは正に、参加をする、そして選手の方々、観客の方々に接するわけですから、大会を構成する、言わば大会の顔になる方々だと思っております。そこに多様ないろいろな方々が参加していただくということが、大会を盛り上げると思います。盛り上がることにつながると思いますので、是非、多くの方々、そして海外の方々も、あるいは障害を持った方々をはじめ、様々な方々に参加をしていただければいいのではないかなと期待してます。
(記 者)
 ありがとうございます。
 もう一点なんですが、先程、障害のある方にも是非応募をということだったんですけども、応募サイトの読み上げ機能が、準備がちょっと不十分で、視覚障害のある方が応募できないのが現状となっております。これについてはどうお考えでしょうか。
(大 臣)
 その話も私、伺いました。何か組織委員会から、大会ボランティア応募サイトの音声読み上げ機能について、一部十分でない部分があるということで、視覚に制約のある方々に御不便をかけていると、こういうことで、今、鋭意修正作業を行っているという、早急に行う、それとともにコールセンターでも対応を検討しているということが、組織委員会からの話として聞いているところであります。
応募が遅れることによって採用等に不利になるのではないということも聞いているところでございますので、当面、早くこうした修正作業が終了して、視覚に制約のある方々についても不便がないような対応ができるようにすることをしていただければと、そういうふうに思ってます。
(記 者)
 ありがとうございます。
(記 者)
 安倍総理が来週の内閣改造を表明されまして、改造前最後の会見となりましたが、まずこの1年数か月の大臣としての御自身の評価と、特に力を入れてこられた復興五輪などどのような成果を残したか、御感想をお願いできますでしょうか。
(大 臣)
 それは本当は来週退任後にお話をさせていただくのがいいんだと思いますが、この1年と2か月ですけれども、いよいよ計画段階から実行段階に入っていくという中で、いろいろな課題というものがまだまだ対応途中でありますから、こういうものをしっかりと仕上げて2020年につなげなければいけない、こういうふうに思っております。
 殊にも来年になりますと様々なテストイベントが開かれます。テストイベントを開いて、そこでまたいろいろな課題が出てくるんだと思います。そういうものに対してしっかりと詰めの作業をしていく、そういうことが重要だと思います。そういう段階において1年2か月でありますけれども、担当をさせていただいたわけで、自分なりに全力で取り組まさせていただいたこの期間であったと、そういうふうに思っております。
 殊にも私自身について言えば被災地の出身なものでありますから、復興オリンピック・パラリンピックについて、それを単なるタイトルだけでなしに、その名にふさわしいものにしていくということで、復興「ありがとう」ホストタウンの取組とかですね、そういうことをしたわけでありますが、また、被災地をはじめ、これは被災地に限定するわけじゃもちろんないんですが、食材・木材、そういうものを積極的に活用する、そういう取組をしてまいりましたが、それなりの成果は残せることができたんじゃないかと、こういうふうに自賛をしています。
(記 者)
 すみません、関連で次は、安倍政権全体としてこの改造を前にしてこの1年間、重要法案が通った一方で森友問題、加計問題など苦しい政権運営も続きましたが、この1年間どう安倍政権全体として振り返られますでしょうか。
(大 臣)
 閣内にいるから余計感じるのかもしれませんが、やはり新しいことを目標をいろいろと政策課題を取り上げて、それに対して着実に成果を一つ一つ上げてきたと思っております。さきの国会では働き方改革等関連法案ができたわけでありますが、これから人口が減ってくるというような人口構成の中での、確かにいろいろな価値観を働く方は持っておられますから、そういう方に対応できるように一つのライフスタイル、働く上で、そういうのにも対応できるような形ができたと思っています。
 ただ、一方において、なかなかこれは説明が十分に理解を完全にしていただいたかというと、まだ若干理解をしていただけない、例えば今御指摘の問題なんか世論調査見ると、そういうのが数字として表れておりますので、より丁寧な、また、最長3年やる政権が、可能性としては最長3年続くわけでありますので、より丁寧な、また謙虚な、政治を進めることが大切だなというふうに、1年間振り返ってそんな思いがしております。
(記 者)
 ちょっとまたボランティアの件に戻るんですけれど、今回の大会ボランティアの応募がインターネット上のみでの応募になっている中で、結構実際応募しようとした人から応募フォームが複雑で途中で断念したって声も上がっていて、実際私もちょっと年配の方の応募者の取材したんですけども、やっぱりかなり複雑で難しいという声が上がっています。で、多様な方への参加を呼びかけている中で、そういった応募フォームが難しいという声が上がっていることについては、大臣の御所感をお願いいたします。
(大 臣)
 私はちょっと小耳に挟んだ程度ですけれども、サイトが一番最初に英語の文字が、ばーっと出てくるとか必ずしもその安易さということについて見れば若干難しいっていう言葉がいいんでしょうか、まあそういうようなやや厄介なところがあるというような話もちょっと聞きました。 実際私見てないんでよく分かりませんけれども、多くの方がアクセスをしていただけるということが大切だと、こういうふうに思っております。補足的にいろんなところで説明をするとかあるいは、今からシステムをいじるというのはなかなか大変なんだと思いますが、組織委員会の方にも十分考えていただきたいなと、そう思います。
(記 者)
 サマータイムについて伺います。昨日、自民党でサマータイム研究会の初会合が開かれまして、慎重な意見が相次ぎました。終了後に遠藤元大臣は、2020年の導入は難しいという認識を示していました。大臣は2020年導入について、その是非も含めてお考えをお願いします。
(大 臣)
 かつて10年ぐらい前党内でも議論がありました。そのときには私も導入を進めるべきだという立場で、議論に参加をしたわけであります。10年たって大分状況も変わってきてるということは、それはあるんだと思います。いずれにしても今研究会というのを党内につくって、そこで昨日いよいよ議論が始まったところでありますんで、私としてはその議論の推移を、しばらく注視をしたいと、こういうふうに思っています。
 まあいえば、以前にもこちらで質問を受けまして、慎重な検討が必要だと申し上げましたが、また、慎重と言うとすごくネガティブに、感じられるかもしれませんが、そうじゃないんで、丁寧に議論をしていただくということが大切なのかなと思います。
 一方において、やはり2020年ということになりますと、その前に元号が変わるとか、様々なところが来年にはあるわけですから、いろいろシステム改修ということについては問題があるなという、そういう思いは感じております。
 
 以上