平成30年12月7日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。
 私の方から、冒頭1件お知らせさせて頂きます。
 12月5日、サイバーセキュリティー基本法の一部を改正する法律が成立いたしました。法律の成立に御尽力を頂きました皆様には厚く御礼申し上げたいと思います。
 本法律は、我が国におけるサイバーセキュリティーの確保を促進するため、官民の多様な主体が相互に連携して情報共有を図り、必要な対策等について協議を行うための協議会を設立すること等を内容とするものであります。
 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に万全を期すためにも、本法律に基づき、サイバーセキュリティーの確保を一層推進することは極めて重要であると考えております。
 今後とも担当大臣として、みんなで総力を挙げてサイバーセキュリティー対策に取り組んでまいります。
 私の方は以上です。
 

2.質疑応答
(記 者)
 東京大会の聖火台についてお伺いします。一部報道で、聖火台について、新国立競技場のほか、臨海部にも計2か所設置するとの方向で検討しているとの報道が出ておりますが、大臣としての検討状況と受け止めをお願いできますでしょうか。
(大 臣)
 聖火台については、組織委員会を中心に検討されているということは承知しておりますけれども、政府としては報道されている内容については承知しておりません。今後の動向については、引き続き注視してまいりたいと思っております。
(記 者)
 昨日ソフトバンクで通信障害が起きて、全国で通話やデータ通信ができない状況になりました。大臣、サイバーセキュリティー担当として、この事態、どのように受け止められましたでしょうか。
(大 臣)
 昨日、午後1時39分頃から、ソフトバンク社の携帯電話に全国的につながりにくいといった障害が発生いたしまして、午後6時4分に復旧したと承知しております。
本事案につきましては、状況を逐次把握しておりました。原因を踏まえて、必要に応じ、今後総務省と連携して対応を検討していきたいと思っております。
(記 者)
 ちなみに大臣はソフトバンクの携帯、若しくはソフトバンクのタブレットを使用したりなされますか。
(大 臣)
 ちょっとそれは控えさせていただきます。
(記 者)
 大臣、先日企業対抗ボッチャ大会に参加されましたけれども、実際にボッチャ、プレーしてみて感想などお伺いできれば。
(大 臣)
 私は、何て言うんですか、自分のせがれがボランティアで東京ライオンズというクラブで、ボッチャ大会を企画したりしてやっておりましたので、ボッチャということについては多少は分かっているつもりでおりましたので、自分でやってみて面白いなと思って、皆さんが親しみを持って進めば、それはそれで立派な競技になるというふうに思っております。
(記 者)
 議員立法になりますが、チケットの高額転売の規制法案が国会の方で審議されていると思います。チケットの高額転売については、ある種、社会問題化しているようなところもあり、かつIOCからも開催国に対して、こういった規制をきっちりするようにというような要請もあったかと思うんですけれども、大臣として、こういった法制化、必要性ですとか、東京大会に向けた体制づくりについて、どのように。
(大 臣)
 分かりました。いわゆるチケット高額転売防止法案については、今週火曜日4日に衆議院を通過して、昨日、参議院文教科学委員会で可決されたと承知しております。
 東京大会において、適正な価格で多くの人に観戦してもらうために、チケットの高額転売防止は極めて重要だと考えております。このための法整備については、昨年8月、超党派のオリパラ議連、スポーツ議連等の合同総会の場において、組織委員会から要望されたと認識しております。法案については、自民党を中心として、スポーツ、エンターテインメント全般の問題として検討され、本年6月、超党派のチケット高額転売問題対策議連が発足し、調整されてきたと承知しております。
 規制の対象としては、東京大会や、ラグビーワールドカップのチケットも含まれるよう検討いただいていると承知しておりますが、本件は議員立法であるということから鑑みて、政府としては、国会での状況を見守りたいということでございます。
(記 者)
 今日一部報道で、中国製の通信機器1社を事実上排除する、調達の段階で規制するという報道がありましたけれども、事実関係をお願いします。
(大 臣)
 報道については承知しております。政府機関においては、これまで正当な理由もなく、特定の企業を排除したということはありません。
 他方、政府においては、サプライチェーンリスク等、様々な脅威に対応する必要があることから、諸外国の動向や、サイバーセキュリティーに関わる技術の進展も踏まえ、必要な取組を行ってまいります。
(記 者)
 必要な取組というのは何かと、具体的な事があればお願いします。
(大 臣)
 ありとあらゆることというふうに考えていただければ。考えられる全てのことであります。
 
 以上