平成31年3月22日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。
 冒頭1件、お知らせがあります。
 3月24日日曜日に日本財団パラリンピックサポートセンター主催のパラ駅伝in TOKYO 2019が駒沢オリンピック公園で開催をされました。私も開会式に参加させていただき、一言御挨拶をさせていただく予定です。この大会は、障害の垣根を超えて、様々な障害のあるランナーと健常者が一つのチームをつくり、たすきをつないで、ゴールを目指すものであります。障害のあるなしにかかわらず、誰もが生き生きとした人生を享受できる、共生社会を実現することにつながるすばらしい大会だと、大変、楽しみにしております。これについては、詳細は事務方にお尋ねいただきたいと思います。
 

2.質疑応答
(記 者)
 オリンピックの聖火リレーのトーチが発表されましたけれども、仮設住宅の資材を活用したデザインということですが、大臣の受け止めをお願いします。
(大 臣)
 一昨日、大会組織委員会からオリンピック聖火リレー、エンブレムとトーチ、聖火リレー公式アンバサダーが公式されたと承知しております。1年後の今日は、オリンピックの聖火が既に日本に到着しております。トーチのデザインを見て、いよいよこのトーチを持って聖火ランナーが走るんだなと、大会が近づいていることを実感しました。大会組織委員会から発表されたエンブレム・トーチ、そして、公式アンバサダーの方々が1年後に向けて聖火リレーを大いに盛り上げてくれることを御期待申し上げたいと思っております。以上でございます。 (記 者)
 JOCの竹田会長退任についてなんですが、改めて受け止めと今後の体制運営について求めるものがあれば、お願いいたします。
(大 臣)
 JOCの会長は、この前もお答えさせていただいたんですが、国内スポーツ団体を統括するとともに、東京大会を控え、重要な役目を担っていると理解しておりますが、民間団体の役員の人事に関することであり、これ以上のコメントは差し控えさせていただきたいと思っております。いずれにしろ、大会本番まで500日を切っており、JOCにおいては、体制を整えてしっかりと準備を進めていただきたいと考えております。
(記 者)
 聖火トーチ、復興五輪の観点から、材料の3割を仮設住宅の再生アルミを使っている、これが特徴なんですけど、この点に関しては、御感想はいかがでしょうか。それと、もう一点ですが、全然五輪とは関係ないんですけど、イチロー選手が昨日現役引退を致しました。これに関する御感想がもしあれば。
(大 臣)
 トーチのことについて、オリンピック聖火リレーのトーチは桜をモチーフに用いて、新幹線製造に使う深い技術力を用いたデザインだと伺っているところであります。桜を愛する日本の心と高い技術力が融合したもので、日本らしいすばらしいものができたのではないかと思っております。また、トーチの素材には東日本大震災の仮設住宅のアルミ建築廃材を再利用するとも伺っております。ちょうど、来年の3月、桜の季節にいろんな思いを持った桜のトーチが日本各地を回るすばらしい聖火リレーになることを期待したいと思っております。あとイチロー選手の引退につきましては、日本とアメリカで長年にわたり活躍され、多くの子供たちに夢を与え続けてきたことに心から敬意を表したいと思っております。今後も後進の指導など、新たな役割で御活躍いただけることを期待しているところでございます。以上でございます。復興の観点からは、トーチに関しては、大変すばらしいことだと思っております。
(記 者)
 イチロー選手に関連しまして、今後、東京2020大会に向けまして、何らかの役割を期待されることだとか、もしあれば、現時点で大臣の御所見があれば、お聞かせください。
(大 臣)
 今のところ、私の方では、基本的に組織委員会とか東京都が主体になってやる大会でございますので、私の方から今のところ特に発言するようなことはございません。
(記 者)
 またイチロー選手に関してなんですけれども、過去にイチロー選手は国民栄誉賞を2回辞退したというふうに言われていますが、また引退したことで、国民栄誉賞をめぐる議論というのが出てくる可能性がありますけれども、大臣はこういった議論について、どのように受け止めているでしょうか。
(大 臣)
 議論が出る可能性はあるかもしれませんが、ちょっと今のところ、そういうことに関して、仮定の質問に答えるのは現職の大臣として、ちょっと差し控えさせていただけたら有り難いと思います。
(記 者)
 イチロー選手の関連で、直接の関わりがあるかないかは別として、大臣御自身、イチロー選手の印象とか、どういった姿が印象に残っていらっしゃるかみたいなのを教えていただけますか。
(大 臣)
 いやいや、私なんかは日本で育って、アメリカで大活躍している姿を見ると、やはり日本人の誇りだと思いますし、青少年の健全育成にはもちろん、若い人に夢を与えていただけるということで、私はすばらしい人材だと思っております。これからもいろんな面で、先程お話ししました、後進の指導に当たるとかいうことで、これからもまだまだ活躍していただきたいなという思いでいっぱいであります。
 
 以上