平成31年4月2日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 おはようございます。
 冒頭1件、お知らせさせていただきます。
 昨年の臨時国会で成立した改正サイバーセキュリティ基本法が昨日、4月1日に施行されました。この改正法に基づき、昨日、官民が多様な主体から構成されるサイバーセキュリティ協議会を立ち上げたところでございます。サイバー攻撃の脅威は高まっております。協議会の活動を通じて、国民や企業の皆さんが安心して暮らし、活動できる社会をつくってまいります。東京オリパラ大会の安全な実施に向けても、しっかりと運営してまいります。また、本日は、サイバーセキュリティ戦略本部長である菅官房長官と同じく副本部長である私とで、この新しい協議会の事務局を開設する式を執り行います。詳しくはNISCの事務方にお問い合わせください。私からは以上でございます。
 

2.質疑応答
(記 者)
 新元号も決まり、新年度を迎えたわけですが、改めて東京大会に向けて、今後取り組むべき課題と抱負をお願いいたします。
(大 臣)
 今年度はテストイベントが夏以降に各地で開催をされ、秋には新国立競技場の完成も見込まれるなど、準備を本格的に進める段階になっております。東京大会の成功に向けて、安全安心な大会運営に向けた取組を進めるとともに、大会の機運醸成、共生社会の実現、復興オリンピック・パラリンピックなどの課題についてもしっかりと対応してまいります。以上でございます。
(記 者)
 元号に関連してなんですけれども、昨日の全閣僚会議、それから閣議決定された元号、出典が万葉集ということで説明があったかと思うんですけれども、一方でその万葉集が中国の漢詩を典拠にしていたんじゃないかということも専門家から一部指摘が上がっているわけなんですけれども、大臣として改めて令和の持つ意味合いと、それからその出典をどのようにお感じになっているか、御感想をお願いいたします。
(大 臣)
 新しい元号の所感については、総理が述べられたとおりであり、私の方から特別にコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
(記 者)
 元号に関する所感というのは、総理が述べたのということでしたけれども、その後、万葉集以外にも出典があるんじゃないかという意見が出ているわけなんですが、この点についての大臣の感想はいかがでしょうか。
(大 臣)
 そのことについても、ちょっとコメントは差し控えさせていただきたいと思います。
(記 者)
 2点お伺いしたいんですけれども、まず初めに元号の関連で、今も所感を述べられないということだったんですけれども、令和という言葉の響きだったり、そういったものへの感想みたいなものはお聞かせいただけないかなと思いました。
(大 臣)
 総理が言われたとおり、新しい年号が広く国民に受け入れられていくということが我々も心から願っているところであり、令和というのはやはり総理が言われたとおり、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育っていくという意味が込められておりますので、私も同じような気分で活動したいと思っております。
(記 者)
 すみません。もう1点、お願いします。東京オリンピックに関して、2020年の東京オリンピックは、先日バスケットボールが開催国枠での選手出場が決まったことで、過去最多の500人以上の出場が確実となりました。そういった日本で開催する日本選手最多の大会ということで、期待と受け止めをお願いいたします。
(大 臣)
 31日に開催された国際バスケットボール連盟の理事会において、東京大会でバスケットボールの開催国枠が設けられることが決定されました。男女の日本代表が出場できることになったと承知しております。我が国で開催されるオリンピックであり、各競技に日本選手が出場するということは、大会機運の盛り上げや、大会後のスポーツの振興にとっても重要であると思います。大変喜ばしいことだと考えております。私も前、地元でバスケットボール協会の会長をやっていましたので、非常に喜んでおります。
(記 者)
 元号に戻るんですけれども、5月1日の新元号の施行に向けては、大臣、どのような姿勢で取り組まれていきたいというような感じかお聞かせいただけますでしょうか。
(大 臣)
 先程と同じような感想になると思いますが、総理が述べたとおり、新しい元号が広く国民に受け入れられることを心から願っているということでございます。新しい元号のもとで、大会の成功に向けて、しっかりと準備を進めてまいりたいと思っております。
 
 以上