平成31年4月26日


閣議後定例記者会見


1.冒頭発言
 今日は平成最後の記者会見だそうでございます。どうぞよろしくお願いいたします。まず冒頭でございますが、ホストタウンについて、私から申し述べたいと思います。偶数月の末に発表をしているわけでありますが、この度13件、ホストタウンが新たに登録になりました。これによりまして、全体の件数は323件、自治体数では390となりました。相手国・地域が5件増えて126。内訳は、アフリカが1か国、中南米が3か国、欧州が1か国加わりました。また、パラリンピック競技を受け入れるホストタウンも5件増えました。今後とも引き続き、ホストタウンの数の増加、それから取組内容の充実に向けて支援をしてまいりたいと思っております。詳細につきましては事務方にお尋ねいただきたいと思います。私からは以上です。
 

2.質疑応答
(記 者)
 改元まであと5日となりました。平成を振り返っての大臣の御所感をお願いいたします。
(大 臣)
 私は、平成2年に衆議院議員になりましたから、平成の時代はほぼ全て議員として関わりましたわけでありますが、そういう思いで振り返りますと、やはりこの30年間、日本の国がただの一度も国際紛争に巻き込まれることがなかったということは、本当に感謝しなければいけない、良かったことであると、そういうふうに思っております。いろんなことが起こりましたけれども、やはり私自身、強く思いますのは、東日本大震災もございましたので、災害というものが多発をした、これもまた平成の一つの大きなことであったと思います。東日本大震災につきましては、未曾有の大被害であったわけでございますし、他の災害においても面とか規模で見れば東日本大震災がもう大変ですが、被害を受けた個々の方々を見てみれば、これはもう津波と全く同じで、被災された方々は大変な、この間、苦労されたと思います。そういう中で、ボランティア活動というんでしょうか、災害が起きたときに全国からも、また海外からもそういった困った方を献身的に助ける、そういうような一つの文化というようなものも、震災が多かったということの裏腹ですけれども、この平成の時代に生まれたのかなと、そんなような気を致しているところでございます。また、東京オリンピック・パラリンピック担当大臣ということでいえば、やはり2020年大会は復興オリンピック・パラリンピックでありますので、そうした震災の多発があったことを受けまして、東日本大震災のみならず、被災を受けた地域の皆さんに勇気づける、スポーツの感動というものが被災を受けた方の勇気に、力になるような、そういうすばらしい大会をできるように努力したいと思っております。また、スポーツという観点でいえば、日本は世界的に大きく飛躍した時代であったとも思います。平成10年に長野の冬季オリンピック、それから14年にサッカーのワールドカップ、日韓共催の大会も行われました。こういう世界的なと言いますか、世界レベルの大会が開かれたということも特筆する出来事であると思います。そういう中で最近、女性の活躍ということに注目されるわけでありますけれども、マラソンの高橋尚子選手や、レスリングの吉田沙保里選手など、女性選手の活躍ということも、この平成の時代、特に印象として残っているところでございます。平成から令和に引き継がれて、令和の時代になり、その早い段階に2020年東京大会を迎えます。この成功に向けてしっかり頑張って、令和の時代もまた振り返ったときに、2020年東京大会というのが大変意味のある大きな大会だったというふうになるように、大会成功に向けて更に頑張りたいと思います。どうもありがとうございました。
 
 以上