令和2年2月4日


閣議後定例記者会見


質疑応答
(記 者)
 パラリンピックの車いすバスケットボールをめぐって、先週末IPCから競技除外の可能性があるとの発表がありましたが、その受け止めと競技運営を担っていく開催国の政府としての、今後どのように進めていくというお考えをお願いします。
(大 臣)
 IPCからそのような御指摘があったということを聞いておりました。IWBFの方も、そのことは前向きに検討するということの発言を見させていただきましたし、NFもそういう方向で進めてほしいということでありましたので、競技がしっかりと開催されるために、IPCのルールを遵守して、しっかりと改正をしていただければと願っております。先日、有明アリーナの式典に行かせていただきました。バレーボールと、そして車いすバスケットボールを開催されるということで、非常に木のぬくもりというんですか、そしてまたさらに観客と一体となって、すばらしいパフォーマンスが向上されるんではないかなというふうな会場だったので、そこで車いすバスケットが開催できないとなると、今まで頑張ってこられたアスリートの皆さんも非常に残念な気持ちになると思います。アスリートファーストの視点からも、是非競技の開催に向けて、それぞれの分野でしっかりと努力をしていただきたいと思います。
(記 者)
 昨日、予算委員会の答弁の中で感染症対策の新たな会議体を今週中にもということでしたが、どういったメンバーで、もう少し詳細がもし分かればお願いいたします。
(大 臣)
 今までも日常的にしっかりとそういった情報共有をする会議というのは行われていたんですけれども、さらにワーキングチームに、各省庁、そして東京都、組織委員会に加えて、開催を受け入れていただいている自治体、そして競技団体ですね。JOC、JPCはもちろんなんですけれども、それぞれの競技団体にも呼びかけをしようと思っています。 今、開催日程を調整中ですけれども、今週の金曜日に開催できるように、準備に今、取り組んでいるところです。
(記 者)
 そこでどういった議論をしていかれる予定ですか、その会議体で。
(大 臣)
 やはり安心と安全が重要ですので、今後情報共有をしっかりすることと、それとあとは、メディアに取り上げられていましたけれども、JOCが中国の北京の冬季オリンピック・パラリンピックの視察を一応延期といいますか、中止を今回はしたということでありますが、東京大会に向けて、合宿ですとか、合同練習ですとか、テストイベントということで、それぞれ中国の選手が来る、あるいはこちらから合宿等に行くということが予定されているところもありますので、そのことを早期に、どのように対応するかということも含めて、今後の予定がしっかり立っていかなければ、オリンピック・パラリンピックの開催に非常に大きな影響がありますので、正しい情報をしっかりと提供し、あるいは状況をお聞きしながら対応に取り組んでいくための協議に入りたいと思います。
                            
 以上