令和2年7月14日


閣議後定例記者会見


質疑応答
(記者)
 世界の新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最多を更新していて、東京都内でも連日200人規模の新規感染者が出ています。感染拡大傾向に歯どめがかかっていませんけれども、改めて五輪への影響をお願いします。
(大臣)
 9日から12日まで、東京都内においての感染者数で言いますと、4日連続で200人を超えるというような状況になったことは承知をしておりますが、引き続き国内外の感染状況も含めて、しっかりと注視していきたいと思います。  プロ野球ですとか、Jリーグですとか、それぞれのスポーツがしっかりとしたガイドラインをお作りいただいて、そして、一部観客も入れてのスポーツが始まっているところもあります。そういったことも踏まえながら、今後しっかりと組織委員会あるいは東京都、そしてIOCと連携をして、今後どのような東京大会にしていくことができるのかということも踏まえて検討していかなければいけないと思っております。
(記者)
 もう一点伺います。五輪を開催するためには、海外選手らの入国を緩和しなければ難しい現状かとも思うんですけれども、検討状況と、その必要性について大臣のお考えがあればお願いします。
(大臣)
 海外から来日する選手、あるいは関係者、そして国内から海外の大会等に行かなければいけない状況というのは当然大変重要なことだと思っております。  総合対応推進チームがありますので、今もいろいろな競技団体からそういった状況を検討するために御意見等を聞いている状況であります。今後、安心・安全ということがしっかりと確保された中で、どのようにこういった入国制限というものがかけられていく、あるいは緩和されていくかということが非常に重要ですので、現場と選手ですとか、そういった関係者に寄り添う形の中で、しっかりと検討していきたいと思います。  あくまでも安心・安全、コロナ感染症対策というものが講じられなければ厳しい状況になると考えておりますので、そのことも踏まえながらしっかりと検討していきたいと思います。
(記者)
 今の出入国緩和の件ですけれども、時期としてはどれぐらいまでに取りまとめたいなどという目途みたいなものはありますか。
(大臣)
 やはり、この状況をどのように踏まえていくかということもあります。例えば選手、関係者は早い段階で示してほしいという願いは当然あると思いますけれども、世界も含めて全体の状況を見ていく中で決めていかなければいけないことでありますので、スピード感を持ってやっていくのと同時に、しっかりとした状況が確保されなければ当然可能になることはないので、そのことも、関係省庁と連携して決めていかなければいけない、検討していかなければいけないと思っているのが今の段階です。
                
 以上