令和2年8月25日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 冒頭3点お知らせがございます。
 まず、東京オリンピック・パラリンピックの開会まで1年を切る中、東京大会開催を契機に被災地復興を後押ししていく政府の取組について、関係各府省の協力を得て、とりまとめをしましたので御報告をいたします。
 東京大会は、復興オリンピック・パラリンピックと位置づけられており、大会が延期になった現在も、その重要性は変わることはなく、この点については、本年6月にIOCと組織委員会が公表した大会の位置づけにおける共通理念においても、復興が大会の重点の一つとして改めて認識をしておるところでございます。これを政府一体として確実に実行していくため、進捗状況を復興庁とともにしっかりと確認しながら、復興の後押しと発信につなげていきたいと思います。
 本件については、本日復興庁で開催される復興五輪連絡調整会議でも報告させていただくとともに、様々な機会を通じて各府省に直接伝え、一層の理解と引き続きの協力を求めていきたいと考えております。
 続けて、ホストタウン関連で2件お知らせがございます。
 1点目といたしまして、本日、オーストリアのホストタウンである栃木県那須塩原市の東那須野中学校の生徒及びオーストリアのパラ水泳選手と、オンラインで意見交換を行わせていただきます。
これは那須塩原市内の中学生とオーストリアのパラ選手が継続してオンライン交流を行うもので、その第1回目として、東那須野中学校の生徒が学校の紹介などを英語で行うと伺っております。
 2点目といたしまして、明日、カナダの共生社会ホストタウンである青森県三沢市の皆さんや、カナダの車いすラグビー連盟などの皆さんと、オンラインで意見交換を行わせていただきます。
これは、三沢市の障害者就労支援施設の方々がカナダ車いすラグビー代表チームに向けて作成したマスクの贈呈式に合わせて行うもので、カナダ側からは、文化遺産大臣やパラリンピック委員会の方々もオンラインで参加をする予定であります。
 現在、相手国との直接的な交流が難しい中でも、こうした形で交流が続けられていくことは、大変素晴らしいと思いますし、全国のホストタウンの励みになると考えております。
今後もこのようなオンライン交流をはじめといたしまして、ホストタウンの活動をしっかりと支援していきたいと思います。  私からは以上です。

質疑応答

(記者)
昨日でパラリンピックまで1年となりました。パラの競技団体のスポンサー企業が2割ほど離脱したとの報道がありましたが、スポンサーが撤退するということで、選手の強化とか運営に影響が出てしまう団体もあるかと思いますが、大臣の受けとめをお願いいたします。
(大臣)
政府としては、パラリンピックの成功なくして東京大会の成功なしという認識の下に、パラリンピックの機運醸成やパラスポーツの振興に取り組んできました。
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴って、経済後退等の影響によって各競技団体から強化費の確保に不安の声があることは承知をしております。
安心と安全と、そしてアスリートファーストという観点から、選手が安心して、不安のないように競技生活が準備されて、そして来年の本大会に向かってモチベーションを上げていくということは非常に重要だと思っておりますので、スポーツ庁等と連携して、アスリートの皆さんが大会で最高のパフォーマンスが発揮できるように、大会に向けて取組を進めていきたいと思っております。
(記者)
リオデジャネイロ五輪のバドミントン女子ダブルスで金メダルを獲得したタカマツペアの高橋礼華選手が、コロナウイルスの影響で東京五輪が1年延期となったことを受けまして、東京五輪への挑戦を断念して、引退を表明されました。
高橋選手はこれからもバドミントン界のために力になりたいという意向を示されています。
元アスリートの大臣からも、高橋選手へのメッセージをお願いします。
(大臣)
ありがとうございます。本当にお疲れ様でしたとお伝えしたいと思います。
あのときは私自身が日本代表の選手団の団長を務めさせていただいて、タカマツペアが金メダルをとるその瞬間に立ち会わさせていただきました。
大逆転の最後の瞬間が今もずっと自分の頭の中の映像に残っているという感じなんですけれども、努力して積み重ねた一つ一つの力で相手の大きな選手に競り合うことができた、競り勝つことができたというのはまさに日本人としての誇りでした。
また、お互いの力を信じて最後まであきらめない姿というものが、いかに素晴らしいかということを学ばせていただいた瞬間でもあったものですから、そういう経験をした高橋選手が、やはりこれからもバドミントン、そしてさらにはスポーツ界のために、必ず、素晴らしい指導者ですとか、あるいは後輩に対しての将来に向けての一つのロールモデルとして活躍をしていただける方だと思いますので、これからも是非大活躍をしていただきたいと思っております。

 
                
 以上