令和2年9月8日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

冒頭、2件お知らせがございます。
 明日、9月9日に、昨年度実施いたしました「GAP食材を使ったおもてなしコンテスト」で、大臣賞・事務局長賞を受賞されたチームの皆さんとオンラインで意見交換をさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、残念ながら予定していた表彰式を中止したため、皆さんと直接お目にかかることができませんでした。
今回、オンラインではありますが、チームの関係者の皆様のお話を伺う機会をつくらせていただきました。
ホストタウンや食の取組に熱心に活動している高校生の皆さんと意見交換をさせていただくことを、とても楽しみにしております。
その様子を発信することで、全国に活動が広がればと期待をしております。
 今後もこのようなオンライン交流を活用して、ホストタウンの活動をしっかり支援をしていきたいと思います。
 続いて2件目ですが、9月10日木曜日に、全国のホストタウン首長とのオンライン会議を開催いたします。先日新型コロナウイルス調整会議を設置したことを報告しつつ、来年の交流に向けた準備をしっかり行っていただけるよう、首長の皆さんにお願いをしたいと考えております。
 私からは以上です。
 

質疑応答

(記者)
来年に延期された東京大会の開催の判断の時期についてお伺いします。
IOCの調整委員会のコーツ委員長が開催可否を10月に判断するとメディアに答えていたのに対して、組織委員会は本人に確認した上で否定しています。
組織委員会は、判断の時期として来年3月とおっしゃっていますけれども、改めて判断の時期はいつが望ましいか、大臣の御所見をお願いします。
(大臣)
来年の東京大会について、7月のIOCの総会で会場と競技のスケジュールが決定されて、現在、大会関係者が一丸となって準備に取り組んでいるところでありますけれども、アスリートも、来年の大会本番に向けて、それぞれが与えられた環境の下で努力をされておりますので、何としても開催をしなければいけないと思っております。
 コーツ委員長は、7月には10月をめどにというような発言をされたということではありますし、それも私は承知をしているところです。
 先日の9月4日に政府、東京都、また組織委員会、そして主役となるオリンピック委員会・パラリンピック委員会の代表の方が集まって、コロナ対策の調整会議がスタートを切ったわけですけども、その調整会議の第1回目の結果を組織委員会からIOCに報告していただいたということであります。
その4日の調整会議の第1回の状況を聞いた上で、昨日コーツ委員長が、必ず開催に向けて自信を持っているという発言をされておりますので、来年の東京大会に向けて、より一層緊密な連携の下で、確実な東京大会が実施できるということをコーツ委員長は確信をしたんだと思います。
その確信の下で、昨日のような御発言があったと私は受け止めさせていただいておりますので、一日も早く、しっかりとIOCが東京大会は確実に開催することができるんだということを発信していただけるように、私どもは全力でコロナ対策に全精力を傾注していきたい、そういうふうに現在は思っているところです。
(記者)
先日のコロナ調整会議で、冒頭で杉田官房副長官が御挨拶の中で、コロナをアンダーコントロールをしたいというような発言をされてました。
アンダーコントロールということは大臣も御承知かと思うんですが、安倍総理がIOC総会で東京招致の採決のスピーチで、いわゆる福島の原発をアンダーコントロールするという政府の方針を述べられているわけですけれども。
あの発言に対して、一部、アンダーコントロールできているのかどうかということも含めて不満もあったかと思うんです。
その中で官房副長官がコロナをアンダーコントロールするという言葉を使われた、それに関して大臣はどのようにお考えでしょうか。
(大臣)アンダーコントロールという発言に対して、それぞれの取り方がやはりあるのではないかなと私は感じました。
大切なことは、安心と安全、そして簡素化であり、あるいは経費削減といった形の中で、東京大会が、世界がコロナに打ち勝った証となるべく東京大会にしたいということのためにしっかりと対策をしていくということだと私は思っております。
この4日のキックオフといいますか、スタートを切ったわけですけれども、今後、回を重ねるごとに、しっかりと来年の東京大会に向けて実効性のある、実のある会議にしていきたいと思いますし、何よりも主役であるアスリートの意見をしっかりと聞いて、そしてその対策によって、これなら絶対に大丈夫なんだ、そして、世界からも、これであれば東京大会は確実に成功に向けてみんなで努力していくことができるんだということを思ってもらうためのコロナ調整会議でなければいけないと思っておりますので、そうした意味において、しっかりと対策を整えていきたいと思っております。
(記者)
9月10日に開かれるとおっしゃいました、ホストタウン自治体の首長の方々とのオンライン会議についてお尋ねいたします。  ホストタウンには、共生社会ホストタウン、復興ありがとうホストタウンに、本当にたくさんの自治体が登録されていますけれども、会議に参加される首長の方々の規模や、特に会議の中で首長の方々にお願いをされたい内容などにつきまして、改めてお願いいたします。
(大臣)
それぞれの自治体の持ち味といいますか、今まで、共生社会もそうですけれども、「ただいま・おかえりホストタウン」もありますし、様々なホストタウンの展開をさせていただいております。
 今まで準備をしてきていただいていること、そして、今後1年延期となった東京大会に向けて、1年延期になったことによってさらに何ができるのか。
そして、なかなかそれぞれの相手国との交流ができていない状況の中であっても、オンラインですとか、あるいはいろいろなツールを使っての交流というのを続けていただいているわけですけれども、この1年間という延期の期間に今まで以上に深い交流を、様々な問題といいますか、様々なことにしっかりと向き合って解決をしていきながら、よりいいホストタウンというものの事業が展開されるように、前向きに準備をしていただくためにオンラインをやっていきたいと考えております。
 
                
 以上