令和2年10月6日


閣議後定例記者会見


 

質疑応答

(記者)
 新型コロナウイルスの感染拡大で中断されていた東京オリンピック・パラリンピックに向けた動きの再開が本格化してきました。
 柔道と空手の会場となる日本武道館では、4日に、7月の改修完了後初の大会となる空手の関東大会選手権が行われています。
 接触競技の格闘技で久しぶりの実戦再開となりました。
 今月は柔道の男子代表合宿が再開予定で、カヌーの会場でも受け入れが始まっています。
 大臣はこうした動きをどう評価されますか。
 また、五輪本番とか、五輪に向けた予選あるいは合宿などと感染予防の両立について、改めてどうお考えなのかお聞かせください。
(大臣)
 来年の大会で競技会場となる日本武道館におきまして、感染対策を講じた上で、改修後初のイベントとなる空手の大会が実施されまして、また、カヌー・スラロームセンターにおいては、感染対策を講じつつ、一般利用が開始されたというふうに承知をしております。
 来年の大会に向けて、本番で使用される会場で、試合やあるいは練習がなされていくということは大変喜ばしいことだと思っております。
 特に、空手の接触競技ですけれども、防具というか、メンホーというのを付けて大会を行ったということを知りまして、やはり、いろいろな競技者と、そして安心・安全というものの対策、競技力の向上、こういったものをしっかりと連携させることによって、より安心と安全の競技というもの、大会というものがなされていくためにどうするべきなのかということを、しっかりと考えていただいているなと受けとめまして、非常にやはりいいことだと思いますし、そういったことをどのようにまたしっかりとサポートすることができるかということを考えていきたいと思っております。
 このコロナ対策ということに関しては、引き続き、国と、そして東京都と、そして大会組織委員会で調整会議を進めていきますので、これからよりアスリートが自信を持って、そして安心と安全で大会が開催できる準備というものに取り組んでいきたいと考えております。
(記者)
 五輪観戦目的の外国人観光客の入国について、チケット保有者に限定する案などがあるとの報道がありますが、現状、政府としての検討状況などを教えていただけますか。
(大臣)
 今、調整会議を一つ一つのテーマに沿って行っていますけれども、観戦をするということ、観客ですね、については今後の議論になっていきますので、今の段階ではどうこうというふうにはお話ができない状況です。
 しっかりとここは、調整会議の中でもそうですけれども、政府全体としてどう考えていくべきなのかという重要な問題もありますので、しっかりとやっていきたいと思います。
 
                
 以上