令和2年11月4日


閣議後定例記者会見


 

質疑応答

(記者)
 先日横浜スタジアムでプロ野球の観客動員に関する実証実験が行われました。
 今後、東京オリンピックの観客動員や、チケットの取扱いに向けても参考になると思われますが、大臣の受止めをお願いします。
(大臣)
 10月30日から11月1日まで、横浜スタジアムにおきまして、現在の収容率・人数上限を上回る観客を動員して、高精細カメラによる来場者のマスクの着用率等の把握ですとか、球場内、入場時の駅や周辺道路の人流解析等を行いまして、感染リスク検証を行う取組が行われたということは承知をしております。
 これは非常に意義があることでありまして、今後東京大会を開催するに当たり、これから調整会議で観客をどのようにしていくかという議論が行われるところでありますけれども、しっかりとこういったことが行われることによって、非常にいい検証ができていくものと思っておりますので、これからも連携強化を図りながら、検証結果が得られることを期待しながら、進めていただければと思っております。
(記者)
 体操の内村選手の偽陽性について伺いますけれども、大会本番で一旦陽性と出てその後陰性となって、選手の出場資格に関わることになる大変なことだと思うんですけれども、大臣の受止めと、対応策のようなものがあればお願いいたします。
(大臣)
 第4回のコロナ対策の調整会議において、陽性者への対応、選手の出場の可否に関わることを、あらかじめ統一的な対応も定めていく必要があるという論点が示されておりますので、これから各IFがガイドラインを示してくるということもあります。
 どのタイミングでどのようにPCRあるいは抗原検査等を行っていくことがベストなのかということは、こういった観点も踏まえてしっかりと議論を進めて、そして、まさにアスリートファーストでも安心・安全を確保していかなければいけないわけですので、コロナ調整会議において、引き続き、しっかりとした議論を進めていきたいと思います。
(記者)
 今週末、体操の国際大会が開催されますけれども、海外からも選手を受け入れるという点において、オリパラにつながる部分や期待などあればお聞かせください。
(大臣)
 やはり主催国でありますので、国際大会というものがしっかりと開催できるんだということを発信することも、一つの大きな意味があると思います。
 感染症対策を万全にする上においては、非常に一つのバブルといいますか、選手、監督・コーチ、あるいはそのスタッフ、あるいはマスメディアの皆さんにも相当なコロナ対策をお願いしていくということになると承知していますけれども、こういったことが、一つ一つの実績と、あるいは大会を開催するにおいて自信にもつながっていくことになればと思っておりますので、成功することを期待しています。
 
                
 以上