令和2年11月10日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 冒頭1件お知らせがございます。
 本日の閣僚懇談会において、女性に対する暴力をなくす運動、この実施について発言いたしまして、各閣僚に対してシンボルマークであるパープルリボンの着用をお願いいたしました。
 この運動は、毎年11月12日から25日までの2週間、東京スカイツリーなど全国のランドマークをシンボルカラーである紫色に点灯するパープルライトアップを始め、自治体や女性団体等との連携の下、各地でさまざまな意識啓発のための取組を行うものです。
 本年は、「性暴力を、なくそう」を中心テーマに実施することとしておりまして、本運動を通じ、一人でも多くの方に女性に対する暴力の問題について意識を高めていただくとともに、根絶に向けて、それぞれの場で一歩を踏み出していただきたいと思います。
 また、性犯罪・性暴力の被害者が声を上げることを躊躇することがないように、政府を挙げて性犯罪・性暴力対策の取組をしっかりと進めてまいります。
 このポスターをこれから展開をしていきたいと思っております。
 私からは以上です。
 

質疑応答

(記者)
 この週末に五輪延期後、五輪競技として初めて体操の国際大会が無事に開かれました。
 視察の感想と、無事開催できたことの受止めをお願いします。
(大臣)
 8日の日、私も視察といいますか、観戦をさせていただきました。
 4カ国のアスリートが参加して、体操の国際大会、2,000人以上の観客の前で無事に開催されたということを大変喜ばしく思いました。
 内村選手が、オープニングと、そしてまた最後、クロージングで御挨拶をしていただいていましたけれども、どうやったらできるのかということを、できるかどうかではなくてどうしたらできるのかというふうに考えてやってほしいという発言をして、観客の皆さんにもそういう呼びかけをしていただいていたのを見て、嬉しいことだなと思いました。
 アスリートからああいうふうに言っていただくということは非常に嬉しいことですし、また、全ての選手がものすごく楽しく競技をしていたというのは非常に印象的でした。
 やっぱりやっていただいてよかったなと思いました。
 今回の大会の実施に当たっては、入国前からPCR検査を実施して、会場においては選手の導線をしっかりと分けて、選手へのインタビューはオンラインで実施するなど、さまざまな感染症対策が行われておりました。
 来年の東京大会における感染症対策については、現在も国と都と組織委員会から成る調整会議を行っておりますけれども、国内外のスポーツの実施状況等も踏まえて検討を進めていますので、今回の体操の国際大会において得られた知見をしっかりと参考にさせていただいて、引き続きIOC、あるいは大会組織委員会、東京都と緊密に連携をして、準備に万全の体制でいけるように進めていきたいと思います。
(記者)
 15日にIOCバッハ会長が来日して総理と会談するという報道もありますけれども、大臣は同席される予定なのか。
 事実関係と、会談への期待をお願いします。
(大臣)
 9月23日に総理とバッハ会長と電話会談において、私もその場所に同席させていただきましたけども、先方から、近い将来の訪日を希望していると、お会いしたいとバッハ会長が総理にお話をしておりました。
 今、日程はまだ確定をしていないと承知をしております。
 私自身は、オリンピックファミリーでもありますので、来られたらお会いしたいなと思います。
(記者)
 6日の参院予算委で、総理がかつて選択的夫婦別姓を推進する立場で議員活動をしていたことについて責任があると述べたと思いますが、大臣はこの総理の言葉をどのようにお聞きになって、どのように受け止められているか教えてください。
(大臣)
 議員活動として、さまざまな意見を聞きながら活動をされているというのはどの議員も同じことであると思っています。
 その中で夫婦別氏(べつうじ)制度については、私自身も答弁で述べさせていただいたように、多くの女性だけではありませんけれども、多くの方々、特に次世代で若い方たちが、パブリックコメントも見させていただきますと、かなりの方が求めているという事実がありますので、そういった話を答弁させていただいたわけですけれども、やはりいろいろなお考えがあるんだと思っておりますので、まずここはやはり、どのように法的に進めていくかということは、各政党がしっかりと議論をしていただくことが第一でありますので、そういったことも注視していかなければいけないと思います。
 総理はいろいろなお考えの下でお話をされたんだと、答弁されたんだと思います。
 
                
 以上