令和3年4月20日


閣議後定例記者会見


質疑応答

(記者)
 菅総理が日本時間の17日に、ホワイトハウスでバイデン大統領と面会し、東京大会を開催する決意を改めて表明しました。
 大臣の受止をお願いします。
(大臣)
 聞いてくださってありがとうございます。
 日米首脳会談で、菅総理からバイデン大統領に対して、今年の夏、世界の団結の象徴として、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催を実現する決意であり、東京大会の成功に向けて努力していく旨述べたのに対して、バイデン大統領から、この決意及び努力に対する支持が改めて表明されたと承知をしております。
 私どもといたしましては、引き続き、安全・安心な環境を確保することを最優先として、様々なスポーツ大会における感染対策の取組み、また、感染症専門家の最新の専門的な知見も踏まえながら、引き続き、東京都、組織委員会、またIOCなどと緊密に連携をして、準備を進めてまいりたいと存じます。
 以上です。
(記者)
 バイデン大統領から、日本政府への東京大会の努力のみの支持という形だったと思うんですが、東京大会来日の意思などは明らかにしていませんでした。
 改めてその件に関して受止をお願いします。
(大臣)
 それぞれの国、また地域の要人は、それぞれの国や地域のオリンピック委員会がお決めになること、またパラリンピック委員会でお決めになることですので、おそらく普通に考えて、これからご相談なさるものだというふうに理解をしています。
 まだかなり先のこと、おそらく外交上、あるいは政治上の日程で言えばかなり先のことだと思いますので、USOPCと大統領の方でご相談をなさるのではないかと思っています。
 想像ですので、最後に決めるのはUSOPCです。
(記者)
 大阪や東京などで、緊急事態宣言が検討されているということになりましたけれども、実際宣言が出た場合の影響を、例えば観客の上限判断への影響など、懸念されることはありますでしょうか。
(大臣)
 緊急事態宣言下では、競技場の50%、もしくは5,000人の少ない方ということですね。
 5,000人ということだと思いますので、まずそれに従ったラインになるということ。
 現状、今行われている大会はそういうことになると思いますが、基本的に、その時点でというか、今ちょっと見通すのは難しいんですけれども、今それぞれの大会やイベントで入場制限の規制がかかっていますけれども、これがベースラインになると私たちは考えています。 (記者)
 日米会談に戻りますけれども、やっぱりコロナに打ち勝った証としても、東京五輪というところから、少し表現が後退したようにも見えると思うのですが、そこのところの評価を。
(大臣)
 私が勝手に推測するのもいかがなものかとは思いますが、個人的には、アメリカ社会における分断ということは非常に大きな、アメリカにとっての課題ですし、また世界にとっても、非常にこのコロナによっての分断というのは大きな問題と捉えられていると思いますので、よりグローバルな目線でおっしゃったのではないかと考えています。
(記者)
 昨日、二階幹事長の方が、また中止の報道に関して発言をされたと思います。
 最終的な決定について、5月下旬など、話も出ていますが、最終的にはまた五者協議などでこういった決定をするのでしょうか。
 今現時点での大臣のお考えなどございましたらお願いします。
(大臣)
 まず5月下旬は誰が言ったんだろうというのが私の正直な感想です。
 いろんなことを考えて、心配してくださっている方がいるんだろうということだと思います。
 二階幹事長がおっしゃった、誰が見てもこれはできないというときにやめるというのはある意味当たり前のことで、まん延しきって誰も外に出られない、選手の来る国で次々と変異株が起こって、誰が感染しているか、検査では判別できないような状況にならないとも限らないわけで、そういうことまで踏まえて考えれば、二階幹事長おっしゃっていることというのはある意味当たり前のことなのかなと思います。
(記者)
 五者協議ですけれども、何かスケジュール感、具体的に今決まっていることがあれば。
(大臣)
 恐縮ですが、残念ながらまだ何も決まってませんで、今本当、中身の詰めをまだ丁寧にやっているところです。
(記者)
 五輪や男女局関係じゃなくて恐縮なんですけれども、靖国神社の参拝に関して、大臣は行かれるご予定はありますか。
(大臣)
 春季例大祭はお伺いするつもりはありません。
   
                
 以上