令和3年4月30日


閣議後定例記者会見


質疑応答

(記者)
 大会組織委員会などで、選手などを受け入れる大会の指定病院を30カ所程度確保する方向で進んでいると報道もあります。
 コロナの収束がなかなか見通しが立たない中で、東京大会の開催のために病院を確保してしまうということは問題ではないかとの批判も一部あります。
 このことについての大臣のご所感をお願いします。
(大臣)
 私の理解している限りでは、丸ごと全てそのためだけに押さえてしまうものではないという理解です。
 地域医療に支障が生じない範囲で、大会指定病院として必要な医療のサービスを提供していただくということで、個別に調整を行っているということを承知しております。
(記者)
 28日のコロナ調整会議におきまして、新たに決まったホストタウン登録自治体に関します部分につきまして、選手たちのホストタウンへの移動手段は、これまでは新幹線を利用する際は、一般客との一定の距離を保つための間隔の確保というところから、今回は1車両借り上げることなどが決まりましたけれども、その新たに借り上げるためには、費用の負担が生じるわけですけれども、この費用に関しましても、これまで政府が国に交付する、都道府県に交付しました交付金で基金を調整してと、その枠組みで支出することは可能なのでしょうか。
(大臣)
 はい、結構です。
 まさにご指摘いただいたとおりで、都道府県に交付させていただいているお金に加えて、国が東京都と形成している基金がありますけれども、こちらのほうからもお金をお使いいただくことができますので、この感染対策に関しては、国及び都で完全にバックアップをするという態勢をとっております。
(記者)
 ありがとうございます。それは事前合宿におきましても、事後交流でも同じでしょうか。
(大臣)
 事前合宿、事後交流ともにそのようになります。
(記者)
 前回の閣議後会見の際に、大会期間中の医療体制について、東京都の具体的な検討状況が見えないと伺いましたが、その後大臣、都知事と直接やり取りをされたりとか、そういうことは現在まであるんでしょうか。
(大臣)
 五者協議でお会いしましたけれども、都知事からご説明があったのは、現状の感染対策についてでありました。
 私どもの事務方と、東京都の事務方の間で、地域医療に負担をかけない形での東京大会での医療の体制の在り方、これは特に、私はどちらかというと人の流れが生じることへの対策を含む、これは医療と言うべきなのか、感染対策と言うべきなのか、分けて考えることも必要ですが、その点について、早期に調整を行うというふうに聞いております。
 
                
 以上