令和3年11月19日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 まず冒頭2件お知らせがございます。まずはワクチンの総接種回数であります。配付資料のとおり、昨日11月18日に公表した実績では、約1億9,500万回を超えました。これは1回目終えた方は全人口の78.5%、2回接種を終えた方は全人口の75.7%となっております。これはカナダを抜いてG7でトップとなる数字であります。
 また2点目としてご報告申し上げたいのは、私のワクチン大臣チーム会合を設置させていただいたことです。先般11月12日に取りまとめられた、次の感染拡大へ向けた安心確保のための取組の全体像を踏まえ、このたび配付資料のとおり、内閣官房の政務三役を中心とする会合を設置し、今週水曜日、17日に初めての会合を行いました。
 このワクチンチームは、私と厚生労働省の併任の佐藤副大臣、島村政務官の3人をコアメンバーとして、ワクチン接種に関する課題の共有、対応策の検討などを行いたいと考えております。
 また、テーマに応じて、例えばデジタル庁や総務省、関係省庁の副大臣にもご参加いただく予定です。さらにワクチンチームでは今後、追加接種にご協力いただく関係団体から直接ご意見を伺うことも予定しております。
 12月からいよいよ追加接種が開始され、今後接種が進む中で、様々な課題が現場で生じることも考えられます。私といたしましては、このワクチンチームを活用し、これらの課題を検討の上、対応策を早期にお示しすることにより、円滑に接種が進められるように対応してまいりたいと思っております。
 以上です。

質疑応答

(記者)
 話題が変わるんですが、昨日バイデン大統領が北京五輪の外交ボイコットを検討しているという発言があったんですけれども、これは大臣としてどういうふうに受け止めるのかということと、日本として今後どういうふうに対応していくのか、お伺いしたいです。
(大臣)
 日本としては、現時点では、我が国の要人の出席については、何ら決まっていないというふうに聞いております。我が国といたしましては、北京大会がオリンピックおよびパラリンピックの理念にのっとって、平和の祭典として開催されることを期待しております。
 先ほどご質問のバイデン大統領の件に関しましては、やはりそれぞれの国の方々が、それぞれのお立場があるというふうに認識しておりますので、私自身からはコメントは差し控えたいと思っています。
(記者)
 ワクチンチームに関してお伺いしたいんですけれども、会合が行われた後、マスコミへのブリーフィングについてはどんなふうに今検討されているでしょうか。
(大臣)
 このチームについては、現時点で毎回報道関係者に公開するということは、予定はしていないところであります。ただし、議題の内容等踏まえて必要に応じて、報道関係者の皆さま方に公開することも検討したいと思っております。
(記者)
 続けてすみません。では事後ブリーフィングのようなものも検討はされていないということになるんでしょうか。
(大臣)
 そうですね、事後ブリーフィングさせていただくことも検討しております。
(記者)
 関連してなんですけれども、これ17日の初会合について、どういう議論があったのかということと、チーム会合という、正式な体制として組まれたと思うんですけど、体制として組まなくても、大臣として普段いろんな関係大臣が集まって話すことはよくあると思うんですが、そういうことと違って、このチーム会合を設けることの意義をもう少し教えていただきたいと思います。
(大臣)
 第1回の会合では、佐藤副大臣と島村政務官とともに、これからのワクチン会合の趣旨や認識を一致することと、今後の進め方について、検討を行わせていただきました。佐藤副大臣と島村政務官と私で、適宜こうやって意見交換を早め早めにしていくことは大事だと思っておりますので、あえてその機会をワクチンチームとしてつくっていきたいという思いでつくらせていただきました。
 それから、例えば有識者の方々、専門家の方々、そういった方々にブリーフィングする、いろいろ教えていただくレクとかをさせていただくときも、可能な限りスケジュールを佐藤副大臣と島村政務官と合わせて、しっかりと聞かせていただく、そういった機会も設けられるとこのチームでは思っております。
 
                
 以上