令和3年12月28日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 それでは今年最後の記者会見ということで、冒頭4件お知らせをさせていただきたいと思います。
 まずワクチンの総接種回数です。昨日12月27日の公表値で、初回接種と追加接種合わせた総接種回数は1億9,900万回を超えております。このうち、追加接種は46万8,537回です。全人口に対する1回目の接種率は79.2%、2回目の接種率は77.8%となっております。追加接種の接種率は0.4%となっております。
 次に、職域接種についてもお知らせいたします。職域追加接種については、昨日12月27日の15時時点で1,900会場から申請をいただいていることをご報告申し上げます。
 そしてまた次に、昨日伺わせていただいた車座対話の報告です。昨日12月27日、「せたがや子育てネット」を訪問し、お子さまを持つ保護者の方々と車座対話をいたしました。保護者の方々からは、子どものワクチン接種のメリットについて分かりやすく発信すべきといったご意見がございました。
 また、接種後の副反応などについて、科学的知見に基づいた正確な情報を知りたい、そういったご希望もございました。
 いただいたご意見を今後の小児接種に関する情報発信にしっかりと活用させていただきたい、そのように思っているところでもございます。ありがとうございました。
 続きまして、追加接種の前倒しについてです。追加接種の接種間隔については、医療従事者の方々、そして高齢者の施設入所者などの方々が接種間隔を2カ月前倒しして、そして6カ月に短縮しているところであります。来年2月以降、その他の一般の高齢者の方々は、接種間隔を1カ月前倒しして、7カ月に短縮ということにさせていただいております。
 この点、先週自治体の説明会でもその他の高齢者の前倒しについて、令和4年2月の接種者を平準化する等の必要性から、高齢者施設の入所者の方々について一定の完了が見込まれた、そういった段階で、その他の高齢者の方々の前倒し接種についても、令和4年1月から開始させていただいても差し支えないということをお示しさせていただいたところでもございます。
 この前倒しについては、重症化予防の低減が懸念される高齢者への感染防止に万全を期す観点から、高齢化施設の利用者、従事者を特に優先しているといったところでございます。
 その他の高齢者の前倒し接種を1月から開始する場合には、高齢者施設の入所者の方々などについて、一定の完了が見込まれた段階で行っていただくことを留意していただきながら、地域の事情に応じて前倒し接種を進めていただくようにお願いいたします。
 最後になりますが、追加接種用のワクチンについて、11月から自治体に順次配送させていただいておりますが、2月末までには4,800万回分のワクチンを配送させていただくところでございます。このうち1,600万回分については、既に先週までに発送が完了しております。
 また、一方でもともと自治体や医療関係機関の皆さま方には、1、2回分の未使用のワクチンも残っているといった状況でございます。こういったワクチンを是非ご活用いただいて、そして医療従事者、高齢者施設入所者、そして一般の高齢者の方々は、自治体の準備状況において、順次どんどんと接種を進めていただければというふうに思っているところでございます。
 私からは以上です。
 
                
 以上