令和4年1月25日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 本日は冒頭4件お知らせがございます。
 まずワクチンの接種回数です。おかげさまで昨日24日の公表値で、いわゆる初回接種と追加接種を合わせてでございますが、2億300万回を超えました。そして1回目接種につきましては、80.0%をしっかり超えてきております。また、追加接種につきましては236万回接種していただいているところでございます。
 また、次に職域接種の話でございます。昨日24日時点で、2,424会場から申し込みをいただいております。申し込みをいただいた企業や大学の皆さま方には、追加接種の実施にご協力いただきまして、本当にありがとうございます。追加接種のいわゆる機会の利便性、そして接種の促進といった観点からも大変意味があると、職域接種についても思っております。是非会場のご準備、そういったものができる企業・大学の皆さま方には、前向きにご検討いただきたい、そのように思っております。
 また、最後に都道府県ごとの追加接種の対象者数と接種状況の見える化についてお知らせ申し上げます。先日、都道府県ごとの毎月の接種対象となり得る方の数と、そして実際の接種回数、それに対するワクチンの供給量を厚生労働省のHPで公表させていただきました。昨日この数値を更新しましたので、是非ご覧ください。各自治体の皆さま方においては、接種にあたっての取り組みの参考にしていただけるのではないかと思います。
 そして、これが本当に最後の最後なんですが、ワクチンの有効期限につきましてであります。昨年12月にもお伝えしましたが、改めてお伝えをさせていただきたいと思います。ファイザー社のワクチンについては、有効期限が6カ月から9カ月に変更されております。また、モデルナ社のワクチンについても、6カ月から7カ月に延長された後、7カ月から9カ月、さらに延長させていただいております。このため、例えば有効期限が6カ月という前提で、有効期限が昨年の12月で印字されている、そういったファイザー社のワクチンにつきましても、有効期限が3月末までのものとして使用していただくことが可能であります。
 このような取り扱いの対象となるワクチンについては、厚生労働省のHPや事務連絡をご確認ください。各自治体の皆さま方においては、厚生労働省よりお知らせしておりますが、各自治体の医療関係者、未接種のワクチンの有無、改めて有効活用をしていただきたいというふうに思っております。
 以上です。

質疑応答

(記者)
 今、大臣のご説明にあった職域2,400回以上あまりだと思うんですが、去年ですと4,045回以上で60%ぐらいだと思うんです。その要因と、なぜこのような数になっているかという大臣のお考えがあれば教えてください。
(大臣)
 職域接種につきましては、まだ今も受け付けておりますので、これから数も伸びていくというふうに思っております。また、先日職域接種を所管している省庁さんの政務の方々もお呼びして、職域接種の意義と、そしてさらなるご協力をお願い申し上げたところであります。
 また、職域接種、大学、そして企業の皆さま方にやっていただきましたが、今回はそれを見合わせるといったところもございますので、そういった意味では数が去年4,000以上あったけれども、今回は今の先ほどご報告した状況なのだと思います。
 もともと追加接種につきましては、職域は1〜2回目、もともとやっていただいた方々にお願いしているので、去年より逆に大きくなるということはないと思いますが、今もまだ受け付けておりますので、是非ご協力いただいている方はご協力いただきたいと思っています。
(記者)
 見合わせる理由としてはどんなことが挙げられているんですか。
(事務方)
 今、これからフォローアップしていくので、そういったこともこれから分かっていくんだと思います。
(大臣)
 今も働きかけを続けているところでございますので、最終的に比べる数字にはなっていないのではないかというふうに思っています。
(記者)
 大臣の地元の山梨県ですけれども、ワクチン未接種の人に外出の自粛を呼びかけるような要請が出ているので、これが県民から批判の声が上がっているということなんですけれども、ワクチン接種担当大臣として、この県の要請について見解があればお願いします。
(大臣)
 一般論としてワクチン接種については、国民の皆さま方が自らの判断で接種していただくことが大切なことでありまして、接種を強制することや、接種をしている・していないということによって、不当な差別的扱いをされるということは適切でないというふうに思っております。
 なお、今ご指摘の山梨県知事のご発言については、報道では承知しておりますが、詳細なことは存じ上げておりませんので、今はコメントを差し控えたいと思っております。
(記者)
 3回目接種が始まりましたけれども、1回目の接種が80%を超えたということで、この受け止めについてお聞かせください。
(大臣)
 国民の皆さま方の8割が1回目接種をしていただいているというのは、大変大きなことだと思っております。今、3回目接種をしておりますが、引き続き1回目、2回目も受け付けておりまして、その数も着実に増えてきている、そういったところだと思います。
 各自治体の皆さま方、そういった各接種会場の皆さま方、医療関係者の皆さま方、1回目、2回目について本当に皆さま方がご努力を続けていると、そういったことの成果だと思っています。
 
                
 以上