令和4年2月1日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 おはようございます。新型コロナウイルスのワクチンの接種をさらに加速していく、推進していくためには、もう一段ペースアップしていくことが必要だというふうに思っております。
 そのために、高齢者以外の一般の方についても、昨日総理がおっしゃられたとおりに、予約枠に空きさえあれば、ワクチンの有効活用の観点から、6カ月の間隔で順次できるだけ多く、さらに前倒しを行っていくように、そういったお願いを厚生労働省のほうからさせていただきました。そのことをまずご報告したいと思っております。
 そしてまた、本日は閣僚懇談会、その閣僚懇談会においても、閣僚の皆さま方に対し、追加接種におけるご自身のモデルナ社ワクチンの接種の積極的な検討、そして接種していただいているその模様、それについて、積極的な情報発信をしていただくように、広報などにご協力をいただくようにお願いをしてきたところでございます。
 本日から追加接種の必要性、交互接種の有効性などに関するCMもテレビ放送させていただきます。政府としても、国民の皆さま方が安心して接種いただけるように、情報発信にもしっかりと努めてまいりたいと思っております。
 そして、次に職域接種の話でございます。職域接種につきましては、企業の皆さま方のお声を伺う、そしてその中で、いわゆる実施要件の接種予定人数が多いといったお話を伺いました。この1,000人以上というところが、大変要件として厳しいというお話を伺いました。そしてまた、接種会場の設置運営コストの負担が大きい、そういったお話も多く聞こえてまいっているところでございます。
 このため、本日厚生労働省より、職域接種の追加の実施申し込みの要件の緩和等について発表をさせていただきます。具体的には、1会場当たり500人以上のいわゆる接種申し込み人数で申し込みが可能となります。
 そしてまた、複数の中小企業が共同実施する場合などを対象とする、職域追加接種会場の設置運営に係る費用の補助について、本日、厚生労働省より当分の間、接種1回当たり1,000円の上限を引き上げる、その方針が示されているというふうに承知しているところでございます。これにより、1回目、2回目、いわゆる実施企業等で追加接種をご検討中の企業の皆さま方から、申し込みがさらに進む、それを期待しているところであります。
 私からは以上です。

質疑応答

(記者)
 よろしくお願いします。昨日公表された時点で、408万人の方が3回目接種を受けられていまして、当初の1月の想定だと1,470万人の方が打つと。そういう数字に比べると、28%程度の進捗率ということになっていますが、このように低調な結果になっているその原因のほう、大臣はどう分析されているか。
 あと、2月の接種の見通しについてどうお考えになっているか、改めて教えてください。 (大臣)
 追加接種につきまして、ただいまご指摘をいただきましたが、追加接種自体はこれから本格化するというふうに考えているところです。現時点で全国の97%の自治体の皆さんが、2月末までに対象となるいわゆる接種を希望するご高齢者の方々、その接種を予定どおり完了できるだけの体制をしっかりと作っていただけるといった見込みであるという報告も受けています。これでさらにペースアップが進んでまいるというふうに思っております。
 また、3回目接種については、昨年12月から順次接種間隔を前倒しして接種を進めてきたところではありますが、さらに高齢者以外への一般の方についても、予約枠に空きができれば、ワクチンの有効活用の観点から、6カ月の間隔が空いたならば、順次できるだけ早く前倒しを行っていくように、厚生労働省から改めて自治体にお願いしたところでございます。
 昨日、事務連も自治体に発出させていただいているというふうに承知しております。各自治体において、また大規模接種会場を設置していただき、そして接種券の前倒しの送付、そういったことも進めていただければ、さらに加速していくというふうに思っております。
 また、政府としても、昨日から自衛隊の大規模接種会場における接種を開始し、自治体の取り組みを後押ししていきたいというふうに思っております。
 そして、これらのことをしたその上で、体制は整ったが実際に接種していただくことが大切であるといったことの中から、追加接種の必要性、交互接種の有効性、安全性などについて、本日より先ほども申し上げましたように、テレビCMを流させていただく。これからもしっかりと発信を続けて、国民の皆さま方が安心して接種をしていただけるように、情報発信にもしっかりと取り組んでいきたいというふうに思っています。
 
                
 以上