令和4年2月18日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 よろしくお願いします。冒頭3件お知らせがございます。
 まずはワクチン接種の追加接種の回数です。昨日17日の公表値で、追加接種の総接種回数は1,506万1,582回であり、昨日からの増加回数は約99万回となります。今週に入り、VRSへの入力ベースで1日当たりの増加数がおおむね100万回となってまいりました。自治体や医療機関の皆さまには、追加接種を着実に実施していただき心から感謝申し上げます。
 他方、追加接種の進捗状況をタイムリーに把握するにはVRSへの早期入力が大変重要です。引き続きVRSへの早期入力にご協力をお願いいたします。
 次に、接種券なし接種の取り組みであります。例えば神戸市などでは、接種券が届いていない方も追加接種の予約ができるなどの取り組みを行っております。2月の早い時期に1日100万回を目指す中で、柔軟に対応いただいていることに感謝申し上げます。
 接種券がない場合の接種の対応については、厚生労働省よりその取り扱いをお示ししているところでございます。自治体の皆さま方にはご苦労をおかけいたしますが、接種券が届いていない方への接種もご協力をお願いいたします。
 最後に、お子さま方への接種でございます。5歳から11歳までのお子さんへのワクチン接種が間もなく始まります。お子さんへの接種に当たっては、お子さんご本人や親御さんが安心して受けられるように、ワクチンの有効性、安全性に関する科学的知見に基づいた正しい情報をしっかりと発信していくことが重要だというふうに思っております。
 昨日も親御さんとの対話をさせていただきました。お子さんや親御さん、そういった皆さま方から寄せられる声にしっかりと耳を傾けて、少しでもお子さんや親御さんがご心配することがないように、そういうご心配に寄り添うような形で発信をしっかりとできるように、引き続き取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 私からは以上です。

質疑応答

(記者)
 1日100万回目標についてお伺いします。岸田首相が、2月中に、できるだけ早い時期に達成するということを言われています。VRSの入力ベースでは100万回を超えているという現状がありますけれども、前菅内閣の時代を見ると、入力ベースと接種日別のものを比較すると、大体2週間ちょっと後ぐらいに100万回を超えてくるということだったんですが、今回も仮にそのペースだとすると、大体2月末ぎりぎりぐらいになるのかなと思うのですが、大臣から見て、達成できる見込みがあるのか、そこら辺の現状についてどう捉えられているかお伺いします。
(大臣)
 おっしゃるとおり1日100万回ということを目指して取り組んでいるところでありますが、後日報告分について、実際にその日接種された回数を把握するためには、おっしゃるとおりに一定の期間を要してくるというふうに思っております。
 今週は増加数が100万回ということでありますが、これは一つの指標ではあると思います。それから日にちがたって後ほど入れていくものを入れれば、恐らく2倍ぐらいになっていくというのが今までの経験則のお話でございます。
 これについては、しっかりと安定的に実施されているかどうかということを把握していくためにも、引き続き、注視してまいりたいというふうに思っております。
 皆さま方におかれましては、接種券なしの接種もお願いしているところではありますが、一方、VRSにもしっかりと入力していただくことが必要だというふうにも併せてお願いしているところです。
(記者)
 1日当たりの増加回数が100万回を超える日も出てきていますが、ここまで増加してきている要因を大臣はどうお考えになりますか。
(大臣)
 VRSに1、2回目接種の方の記録が残っておりまして、2回目完了のボリュームの皆さま方がこの2月になってぐっと増えてきているということがあると思います。
 もちろん、それに併せて各地方自治体の皆さま方には大変大きな協力をいただいて、接種券を早めに配ってくださる配送計画を前倒ししていただいたり、接種会場を立ち上げていただいたり、大きなご努力をいただいております。
 また職域接種につきましても、当初より前倒しで、もう既に実施していただいているところもございます。昨日はソフトバンクさんに伺わせていただいて、接種開始を拝見させていただきました。
 また、自衛隊の皆さま方にも、大規模接種会場をはじめ、予約がすごい短い期間でぱっと埋まってしまったので、枠を広げていただいたり、お力添えを頂いております。
 まさに国民の皆さま方の大きなご協力の下にこのような状況に今、なっていると思っています。
(記者)
 3回目の接種は、公表されているものでも地域、都道府県によって差があると思うんですけれども、それについて具体的にどのような特徴があるのか。大臣として、どうしてそのような今の特徴になっているのかということの分析があれば、教えていただければと思います。
(大臣)
 色々とお伺いしていると、例えばあるところでは1、2回目接種はとても早く済んでいたのに、3回目、今回に関してはちょっと遅くなってしまっているといった地域もございました。やっぱりお話を伺っていると、今年は雪がかなり、例年も雪国ではあるので、例年よりもさらに豪雪に見舞われているといった、そういった事情があるというふうにも伺っています。そういうところは、やはりどうしても、皆さんに出てきて接種していただくということがかなり厳しいんだなというふうには感じています。
(記者)
 重ねてお伺いするのですが、大都市部と地方部で差があるのかどうか、もし具体的にあれば教えていただければと思います。
(大臣)
 大都市部も地方部も、やはりそれぞれいろいろな事情がおありだというふうに思っております。あるところでは、人口の少ない県とかでは、例えば大規模接種会場をつくってしまうと、逆に、それよりも地域で集団接種会場という中でやっていただいたほうが、接種を緊密に住民の方とやりとりしながら進めやすいといったことで、大規模接種会場をつくらない県があられたり、本当にそれぞれの地域によって違いがあられるというふうには思っています。
 
                
 以上