令和4年2月22日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 よろしくお願いします。まず、ワクチンの追加接種の回数です。昨日21日の公表値で、追加接種の総接種回数は1,818万257回であり、18日からの増加回数は約217万回となります。
 そして次に、接種回数の公表方法の見直しです。追加接種の接種実績については、これまで総接種回数のみを公表してまいりました。このたび職域接種が開始されたことを踏まえ、本日から初回接種のときと同様に、職域接種の接種回数を公表することといたします。合わせて65歳以上の高齢者の方々の接種回数と、接種率も公表いたします。
 また、5歳から11歳までの子どもへのワクチン接種については、今週から始まります。これに伴い、小児接種の接種回数も記録が報告され次第公表いたします。
 皆さま方におかれましては、大変お忙しい中でございますが、VRSへの入力もよろしくお願いいたします。
 最後に、今週金曜日、私も国家公務員の職域接種の会場で追加接種を受けることといたしております。ワクチンはモデルナ社のワクチンになります。国民の皆さま方には、是非ご自身やご家族を守るため、そして社会全体として感染対策を進めていくために、早めの接種をお願いいたします。
 私からは以上です。

質疑応答

(記者)この間、厚労省のほうで、高齢者施設の接種終了見込みが大体7割5分ぐらいという話が出ていたんですけれども、高齢者施設というのは真っ先に前倒しとかが始まったようなカテゴリーだと思うんですけれども、どうしてこういうふうに、2月末まで接種が終わらないというふうな状況になったのかというのを、大臣はどういうふうに分析されているでしょうか。 (大臣)色々と高齢者施設の方に伺いますと、例えば接種券がないと打てないというふうに思っていらっしゃったところ、また全員が接種券がそろうまで待っていたところなど、様々な施設ごとの状況があるようです。 (記者)そういうのは、施設側は多分接種券が届いていなかったら打てないと思ったりとか、そんなことだったと思うんですけれども、そういうのは何か、自治体なり国側からアプローチして、そういう働きかけというのは行っていなかったんですか。 (大臣)国からは、厚生労働省が高齢者施設をあれしてらしたんで、事務連とか様々なものでどうぞ接種をしてくださいとか、接種券なしでも施設入所者の方の接種できますとか、そういったお知らせはしておりましたが、十分にそれが伝わり切っていなかった部分があるのかなというふうに思っています。 (記者)私の問題意識は、この間の調査で発覚したことはよかったと思うんですけれども、もっと早い段階でワクチンチームというのが堀内大臣の下にあって、どういうところが終わっていない、高齢者が大事なのは明らかに分かっている話だと思うんですけれども、どうしてこういうのが把握が遅れたのかというのは、ちょっと気になったところではあるんですけれども。 (大臣)私としましては、高齢者の関係の団体の皆さまとかにお電話してお願いをしたり、お話をしていたところであります。恐らくそういった方々、直接お話をできた方々、そういった方々は分かってくださっていたと思いますが、やはり高齢者施設、全国で非常に数も多くあります。なかなか十分にそういった方々のもとに、全ての施設までそういうような話がきちっと伝わり切っていなかったのかもしれません。  厚生労働省のほうで、事務連は何度か出してくださっていたということであります。 (記者)よろしくお願いします。冒頭の大臣のご発言の確認なんですが、5歳から11歳の子どもの接種が始まるにあたって、接種回数も記録が入り次第公表されるというお話でしたけれども、これは都道府県別で公表をしていくのでしょうか。それとも全体の。 (大臣)ホームページの欄を、小児接種の部分を増やさせていただいて、今まで職域が1、2回目にあってという接種率の欄がありますよね。そこの具体的な、こちらお見せしてよければここで今お見せしますが、ここですね。ここに小児接種の欄が増えてくるという感じです。 (記者)じゃあ全体の回数、接種回数が日ごとに公表される。 (事務方)まずは全体の回数からで、もちろん回数が増えていったら都道府県別も公表いたしますけれども。 (記者)ありがとうございます。 (大臣)是非ご覧になってください。 (記者)接種回数のスピードに対する大臣の受け止めと見解をお伺いしたいんですけれども、100万回という総理が掲げた目標について、職域接種を加速するということが大前提になったと思うんですけれども、現在の職域接種のスピード感ですとか、それと全体に対する受け止めというのはいかがでしょうか。 (大臣)職域接種も一番早く始められた方々は2月の半ばでありまして、大分いろいろな会場が職域接種をしてくださり始めています。  先日私自身もソフトバンクさんのほうの初日ということで、伺わせていただいたところです。これからまさに職域もスピードアップしてくると思います。  また、職域接種は1、2回目接種してくださった会場の皆さんにお申し込みをいただいていて、初め中々数字的に、前回4,000会場以上だったので、厳しいところもあるかなと思いまして、各省庁の皆さんに集まっていただいて、初めは政務の皆さんに集まっていただいて、省庁に関する方、会場の方にお声掛けをお願いしますということをお願いして、それから週に1回事務方の皆さま方にもフォローアップの報告を受けて、こういうところが足りないとか、こういうところをもっとというようなお話を伺って、それのお届けを他の省庁に投げておりました。  それによって、厚労省に主に投げたんですけれども、1,000円を1,500円にしていただいたり、1,000人規模を500人でもOKということにしていただいたり、もう少し柔軟な運用をしていただいて、大分数も増えてきたというふうに思っております。  各会場ごとにスタートの日も少し違われるので、今まさに始まってきているところでございますので、それで3月にかけてもっとやってくださる会場が増えてくるというふうに思っています。 (記者)全体の100万回という、2月末までに達成したい、早い時期にというところに関するご認識ですとか、お考えというのは、今現在はいかがでしょうか。 (大臣)先ほどお話させていただいたように、18日からの3日間の増加数が217万回ということでありました。今日もまた、今度平日になってからの1日分の数がしっかりと集計されて発表されると思います。確実に数が増えてきているというふうに私自身は認識しておりますので、何とか1日100万回に向かってしっかりとやってまいりたいと思いますし、もともと総接種回数の増加では、こういった日も何日かございましたので、まずそこをしっかりと安定させて、そしてまたしっかりとやってまいりたいと思います。 (記者)話題が変わるんですけれども、北京オリンピックが終わったんですけれども、ご所感と、大臣がもし見られていたら、印象に残った競技を教えていただければと思います。 (大臣)東京大会に続いて、私自身は東京のオリパラの担当大臣でございますが、北京大会における選手の皆さま方の活躍は大変勇気をいただいたところであります。  北京大会においては、日本選手団は金メダル3個を含んで、過去最多となる計18個のメダルを獲得しました。オリンピックという最高の舞台において、メダルを獲得された皆さま方に心からお祝いを申し上げます。  どの競技がどういうふうに印象に残ったか、本当にどの競技の選手も素晴らしい活躍をなさっていらっしゃったし、そのときテレビの映像を通じて、競技中の選手の表情とかも拝見しましたが、皆さん本当にいい顔で、全力を尽くしていらっしゃるなというふうに思っていました。  これをまたきちっと次の時代に、もちろん今現役選手の方の活躍も大事ですし、これからまた育っていく選手もあるだろうし、とても頼もしく選手の皆さんの姿を拝見していました。  
                
 以上