令和4年2月25日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 まずワクチンの追加接種の状況です。昨日24日の公表値で、追加接種の総接種回数は2,087万回超えてまいりました。また22日からの増加回数は149万回です。
 また、65歳以上の高齢者の接種回数は1,500万回で、全人口に対する追加接種の接種率は16.5%であり、65歳以上の高齢者の接種率は42%となりました。
 重ねてのお願いですが、今接種券なしでもどんどん接種していただけるように、そういったお願いを地方自治体の皆さま方、また職域接種の皆さま方にお願いしているところでございます。VRSに入力をしていただけますように、そういった関係者の皆さま方には重ねてお願いを申し上げます。
 また、先週から多くの自治体の組長さまともリモート会議を行っております。今までもやっておりましたが、先週からもまたさらに加えてさせていただいております。本日時点で先週からの数は首長さま方のお目にかからせていただいた数は、20の自治体となりました。今後とも国と地方が連携して追加接種を着実に進めていきますように、引き続き対話を行ってまいりたいと思っております。
 また、その折に首長の皆さま方に、是非ご自身が接種するときはホームページとか、また何らかの形でお写真を撮っていただいたり、動画を撮っていただいたりして、アップしてくださいと。そうすることが、例えば県民の皆さま方、市民の皆さま方、町民村民の皆さま方の安心につながりますというようなお話を申し上げているところであります。
 おかげさまで、いろいろな首長さま方、昨日は、平井知事も接種なさっていただいたというふうに承知しております。
 こういうお姿を見せていただくことにより、国民の皆さま方の中に、接種推進の雰囲気が醸成されていく、接種してみようという思いが皆さん持っていただけるようになるといいなというふうに思っております。
 私自身の接種のことでございますが、いろいろな日程のことがございまして、今日は残念ながら受けられないことになりまして、また予約が取れましたら、また皆さま方にお知らせしますので、是非その際にはよろしくお願いいたします。
 私からは以上です。

質疑応答

(記者)
 子どものワクチン接種についてお伺いしたいんですけれども、先日の全国知事会とのオンライン会談で、現場がちょっと混乱しているというようなお話が出てきていました。
 平井知事からは、接種すべき場合や、もしくは控えたほうがいい場合について、国と地方と、それから専門家がワンボイスで何かメッセージを作るべきだというような指摘が上がっていましたけれども、国として、自治体に対してどういうふうに説明をして、メッセージを出すというようなお考えかというのをお伺いしたいと思います。
(大臣)
 おそらく知事のご指摘は、いわゆる接種勧奨はあって、努力義務がないというところについて、どのように皆さんにお伝えしようかといったところであると思っております。
 国といたしましては、小児接種においても接種体制をきちっと整えていただき、そしてまた、皆さま方に小児接種がございますといったお知らせをしていただく。そういったいわゆる勧奨はしていただきたいというふうに思っております。
 なので、接種ご希望のお子さま方が接種をすることができる、そういった体制を整える一方、接種する側は必ずしも努力義務でないといったことになると思っております。
 私どもといたしましてやるべきことは、もちろんそういう構えでいるということをお伝えすると同時に、小児接種におけるワクチンの有効性、安全性をきちっと皆さま方にお伝えして、そしてご判断をいただけるだけの素材をお渡しするといったところだと思っております。
 例えばリーフレットを作ってみたり、それからまたいろいろな情報をどんどん発信して、その中の情報をしっかりと受け取っていただいて、ご判断いただければと思っています。
 特にお勧めをさせていただきたい方といたしましては、やはり基礎疾患があって、コロナにかかると重症化してしまう、そういったお子さま方については、やはり早めの接種をお勧めしたいと思っております。
 先日も小児科医会の先生方ともご相談していろいろお話もしたところでございますが、例えば今手に持っていなくて残念なんですが、子どもさん用のリーフレットを作りまして、そこにQRコードがあります。そこから、例えばどんな方が基礎疾患……。ここにこれを当てていただくとホームページに飛びますので、そこから小児の基礎疾患、例えばじゃあどんな方かという具体的な事例も全部並んでいたりとかします。そういうのをご覧になっていただいたり、また♯8000というと、小児、それはワクチンのことだけじゃないです、小児の相談窓口とかもあるので、電話をかけていただいたり、またコロナに対しては、そういうご心配もあると思いますので、国から相談窓口を自治体さんが設置していただく、そういったものも国の費用でお手伝いさせていただくようにしております。
 なので、そういうのをご覧になりながらよく判断していただくというのが大事だと思っています。
(記者)
 2月中の閣議後会見としては最後というところでお伺いしたいんですけれども、100万回の接種について、2月中のできるだけ早い時期に実現したいというところの政府の目標に対する達成度は、今のご見解はいかがでしょうか。
(大臣)
 総接種回数の1日の差という、VRSによる入力ベースだと100万回達成できた日もあり、また達成できなかった日もありました。しっかりと安定的に、そういうVRS入力ベースの回数も100万回をずっと超えていけるような、そういった体制をつくってまいりたいと思います。
(記者)
 先ほどの100万回接種に合わせて、高齢者の接種の割合が、一番重症化を防いで死者を防ぐというには一番重要なものだと思いますが、未だに4割にとどまっております。この高齢者のブースター接種の現状のレベルについて、どのように評価されているのかと、今後の更なる加速が必要なのかという点についてお伺いいたします。
(大臣)
 厚生労働省のほうが、高齢者施設の皆さま方に連絡を出しておりまして、2月の末までに高齢者の方々が打ち終わると言ってくださった施設の方々が、74%という報告を受けているところでございます。しっかりとそういった皆さま方が、接種をするためのお手伝いを、それは国を挙げて、例えば医療機関ともするとか、接種券を待っていらした方には是非待たないでも打ってくださいとか、6カ月を経過してない高齢者の方がいる施設も中にはあって、バラバラに打つよりも全員まとめて打ちたいから、じゃあみんなが打てるときまで待とうねといった施設も、そういったいろんなお尋ねした中にはございました。
 なので、そういったことを乗り越えて、是非早く接種をしていただきたいということを改めて今お願いしているところでございますので、2月の末までにはそうやってアンケートにお答えいただいていたような形になっていくようには、精一杯努力しているところであります。
(記者)
 想定に比べて、上回っているのか下回っているのか、そこら辺のスピード感についてはどうですか。
(大臣)
 それはまだ今の時点で私自身が上回っている、下回っているというあれではないと思いますが、ただ入力ベースで100万回を超えてきた日もございます。
 一方、総務省さんがやってくださった97%の自治体さんが、2月の末までにご希望なさるご高齢者の方々をというところについても、やっぱり多くの方が希望してくださらないと、その方々には打っていただけるけど、希望者自身がもっと増えないと、という部分はありますので、まだまだ一生懸命頑張って、これからも頑張り続けるというふうに思っています。
 
                
 以上