令和4年3月18日


閣議後定例記者会見


冒頭発言

 今週水曜日3月16日に、福島県沖を震源とする地震が発生いたしました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
 この災害におけるワクチンについては、国が都道府県にお配りする前に保管させていただいているものについては、適切に管理され、問題がないことが確認できております。
 関係各位の皆さま方、自治体の皆さま方、医療関係者の皆さま方におかれましては、ロガーなどをよくご確認いただいて、電源の落ちた場合など、よくロガーなど確認いただいたり、様々な管理に是非お気をつけていただければと思っております。
 また、私といたしましても、被災地におけるワクチンの接種の状況についても、しっかりと注視していくとともに、必要に応じて、適切に対応してまいりたいと思っております。
 それから、ワクチンの接種回数についてのご報告です。17日の公表値で追加接種の総接種回数は、4,133万4,303回です。昨日からの増加数は約87万となりました。
 そして65歳以上の高齢者の接種回数は2,630万回です。全人口に対する追加接種の接種率は32.6%であり、65歳以上の高齢者の接種率は、73.6%です。
 続いて小児接種の接種回数です。こちらも昨日時点の公表値で11万1,542回となりました。重ねてのお願いでございますが、VRSへの早期の入力にご協力いただきますように、よろしくお願い申し上げます。
 また次にお知らせしたいのは、子ども向けのワクチンについてです。お手元に資料をお配りしているのではないかと思います。このたび、5歳から11歳向けの子ども用のワクチン、約400万回を配分いたします。具体的には、配付資料のとおり、5月9日の週と16日の週に約160万回、23日の週と30日の週に約240万回をお送りいたします。
 こちらの表をご覧いただければ、詳しいスケジュールが載っていますので、是非ご覧ください。縦型タイプ、横型タイプと両方お配りしているのではないかと思いますが。いっぺんに見るには縦型、細かいページを見るには横型を是非ご覧ください。
 接種の対象となる子どもの数は約740万人いらっしゃいます。お一人が2回接種しますので、必要となるワクチンの数は約1,500万回分となりますが、これまでお示ししていた約1,200万回と、今回お示しした分を合わせて、小児の皆さまが2回接種可能な数を上回る量のワクチンをお示ししたこととなります。
 都道府県においては、地域の実情を踏まえ、市町村別の割当をご調整いただくとともに、市町村における接種準備の観点から、できるだけ早期に市町村別の配分量を管下の市町村にお示しいただけるようにお願いいたします。
 私からは以上です。

質疑応答

(記者)
 4回目のワクチンについて、総理も4回目のワクチンを確保したというお話をされていますけれども、今回3回目のワクチンに接種券のことが結構課題になったと思います。4回目の接種に向けて、接種券のあり方について、大臣のお考えをお聞かせください。
(大臣)
 今回3回目の接種に当たりまして、早く接種が進んだ地域は、接種券の配付が非常に早かったということを、いろいろな都道府県の知事さんや市町村長さんに連絡を取りながら、強く感じました。接種券に関しては、少しデジタルなどの方向性を向いたやり方を考えていく必要はあるのではないかというふうに思っています。
(記者)
 デジタル向きに準備をしていくということなんですね。紙ベースじゃなくて、デジタル化に向けて。
(大臣)
 そういう方向性は必要だと思っておりますし、どのような形でやっていくか、様々なことをいろいろお願いして、今、ご検討というか、どんなようなことをやっていくのが一番方向として正しいのか、そういったことを皆さんがそれぞれの省でやっていただいているといったところだと思っております。
(記者)
 これも一昨日の岸田総理の会見でも、質疑の中でもあった話かと思うんですけれども、オリパラの担当大臣として、今オリパラの推進本部の任期が、設置期間があと2週間ほどで、以前の会見の中でも出たかと思うんですけれども、堀内大臣の処遇について、何か総理とお話されているようなことがあるのかお聞かせください。
(大臣)
 今ご指摘のとおり、内閣法の附則の第4項、そこにおいて、東京オリンピック競技大会東京パラリンピック競技大会の推進本部が置かれている間、国務大臣が1人増ということとなっております。
 そしてまた私自身が、東京オリパラ担当大臣であるといったことも事実だと思っております。
 この国務大臣の任命については、岸田総理がご判断されることと思います4月以降の件に関しては。私自身は大臣の任にある間、担当する職務をしっかりと最後の最後まで務めさせていただきたい、全力で頑張っていきたいと思っています。
(記者)
 今回の地震で、廃棄になるようなワクチンの数は把握があるんですか。停電とかの影響で、冷凍保存とかに影響が出たという一部報道もありますけれども、何か全体数を把握されているようなものはあったりしますか。
(大臣)
 厚生労働省自身に、今このような被害がありましたというお届けは、現在のところ具体的な数はまだないところではありますが、今まだ電源が入っていないところ、電気が通じていないところもございますので、これから医療機関に配ったものとかも、既に国の手を離れて、地方自治体さんからさらにそこの先に行った先の被害まで、これからしっかりと把握していくことになるのだと思っています。
(記者)
 数としての情報を今集めているという段階ということですか。
(大臣)
 そうです。
(事務方)
 厚生労働省でございます。昨日の段階で、各自治体さんに対しては一斉にメールを出しておりまして、何かお困りなこととかがあったら相談を受けるので、連絡してくれというお願いをしています。その中では、まだ具体的にワクチンが足りなくなったというような話は、こちらには届いていない。
(記者)
 廃棄の数は。
(事務方)
 一緒です。廃棄された結果足りなくなったみたいな話があったら教えてくれというのも含めて、何かお困りなことがあればお知らせくださいというのをやっておりますけれども、網羅的に数を取るようなことまでは今はしていないです。
(記者)
 分かりました。ありがとうございます。
 
                
 以上