ALPS処理水に関する
日本政府の取組

ALPS処理水の安全性、国内の産業や復興のための風評対策、
そして、各国の首脳や国際機関に対する説明など、日本政府の取組をお伝えします。

ALPS処理水の安全性

ALPS処理水とは?

ALPS処理水の過程

ALPS処理水とは、東京電力福島第一原子力発電所の建屋内にある放射性物質を含む水について、トリチウム以外の放射性物質を、安全基準を満たすまで浄化した水のことです。
トリチウムについても安全基準を十分に満たすよう、処分する前に海水で大幅に薄めます。
このため、人及び環境に対する放射線影響は無視できるほどです。
また、海洋放出の前後で、海の放射性物質濃度に大きな変化が発生していないかを、第三者の目を入れた上でしっかりと確認し、安全確保に万全を期します。

近隣諸国・地域における
トリチウム年間処分量

トリチウムは、各国の法令を遵守した上で、液体廃棄物として海洋や河川等へ、また、換気等に伴い大気中へ排出されている。

ALPS処理水の
人体等への影響

ALPS処理水の人への影響評価結果は、自然放射線からの影響(日本平均:年間2.1ミリシーベルト)に対して、約7万分の1~約100万分の1。

トリチウムとは?

ごく弱い放射線を発するが、紙1枚で防げる程度。体内に入っても蓄積されることはなく、水と一緒に排出されます。

風評対策

国内の産業や復興のために風評対策として、ALPS処理水の処分に伴う風評影響や
生業継続に対する不安に対処をすべく、政府として全責任を持って取り組みます。

「水産業を守る」
5本柱のパッケージ

予備費207億円を含む総額1007億円の「水産業を守る」5本柱の政策パッケージをとりまとめました。日本の水産業をしっかりと守るため、万全の対応を行います。

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

ホタテを食べて応援

肉厚感となめらかさのある北海道産ホタテを美味しく頂きました。
皆さんも、北海道産のホタテを始めとした、安全で美味しい日本の海の幸を、是非、食べて応援してください。

動画の視聴はこちら別ウィンドウで開く

三陸常磐もののお弁当を食べて応援

福島県の郷土料理「サンマのポーポー焼」、宮城県産の「金華鯖の塩焼き」を美味しく頂きました。 みなさんも、安全で美味しい三陸常磐ものを、是非、食べて応援してください。

動画の視聴はこちら別ウィンドウで開く

水産業を守る支援パッケージに関する記者会見

「水産業を守る」5本柱の政策パッケージを来週初めまでに取りまとめます。輸入停止による混乱を乗り越え、特定国・地域の市場だけに依存せず、持続的・安定的に「なりわい」や事業が発展していくよう、支援していきます。

動画の視聴はこちら別ウィンドウで開く

豊洲市場視察

豊洲市場で、水産物の取引の状況や政府への御意見を伺いました。事業者に寄り添いながら支援策をまとめていきます

動画の視聴はこちら別ウィンドウで開く

三陸常磐ものを
食べて応援

三陸常磐の海の幸は魅力あふれるものばかりです。私たちも早速、おいしくいただきました。
皆さんも、三陸常磐ものを始めとした、安全で美味しい日本の海の幸を、是非応援してください。

動画の視聴はこちら別ウィンドウで開く

海洋放出に関する記者会見

本日、ALPS処理水の海洋放出が開始されました。政府として、風評対策やなりわいの継続等に向け、万全の対応を取っていきます。

動画の視聴はこちら別ウィンドウで開く

全国漁業協同組合連合会との面会

漁業者との意思疎通を継続的に行っていくことが何よりも重要であり、関係者でフォローアップする場を設け、政府を挙げて寄り添った対応を行ってまいります。

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

関係閣僚会議

関係閣僚等会議にて「廃炉及びALPS処理水の放出を安全に完遂すること、また、ALPS処理水の処分に伴う風評影響や生業継続に対する不安に対処をすべく、たとえ今後、数十年の長期にわたろうとも、ALPS処理水の処分が完了するまで、政府として全責任を持って取り組む」ことを表明しました。

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

福島訪問

処理水の海洋放出設備を視察し、東電から安全性確保に関する報告を受けました。海洋放出は長期にわたる取組です。政府として、安全性確保、透明性の高い情報発信、風評対策に、全力で取り組みます。

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

国際社会の理解のために

IAEAによる評価

国連の関連機関であり、原子力について高い専門性を持つIAEAも、ALPS処理水の海洋放出は「国際安全基準に合致」し、「人及び環境に対する放射線影響は無視できるほどである」と、包括報告書で結論付けています。
IAEAによるチェックは放出前だけでなく、放出後まで長期にわたって実施されます。

IAEAから国際安全基準に合致していると評価されたポイント

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

日・マーシャル首脳会談

岸田総理は3月13日に、ハイネ大統領と会談を行い、ALPS処理水について、引き続き透明性を持って情報共有を行うことを説明しました。

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

日・ASEAN首脳会談

日本ASEAN友好協力50周年特別首脳会議では、各国首脳を日本の食文化でおもてなしします。三陸常磐ものや北海道のホタテをお楽しみいただき、安全で美味しい日本の水産物をPRします。

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

日・マーシャル諸島首脳会談

岸田総理大臣は12月8日にデイビッド大統領と会談を行い、ALPS処理水について科学的根拠に基づき対話を継続していくことを確認しました。

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

日本産水産物PRイベント 岸田総理スピーチ

サンフランシスコで開かれた日本産水産物のPRイベントで、腕利きのシェフなど多くの皆さんに、ホタテをはじめ我が国水産物を使った美味しい料理とそれらによく合う日本酒を提供し、メニューに使っていただくことなどを呼びかけました。これからも我が国水産物の魅力を積極的に発信していきます。

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

日・マレーシア首脳会談

令和5年11月5日(現地時間)、岸田総理は、マレーシア首相公邸において、アンワル首相と首脳会談を行いました。アンワル首相から、ALPS処理水に関し、科学的根拠に基づく日本の取組を評価する旨の発言がありました。

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

日・デンマーク首脳会談

岸田総理大臣から、ALPS処理水の海洋放出について、今後とも、高い透明性を持って、国際社会の理解を一層深める努力を不断に続けていくことを説明したのに対し、フレデリクセン首相は、日本の透明性の高い取組を評価する旨述べました。

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

ASEAN関連首脳会議

ALPS(多核種除去設備)処理水の海洋放出については、今回の一連の会合や二国間会談の場において、ASEAN及びG20諸国等に対し、日本の対応を改めてしっかりと説明いたしました。

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

日韓首脳会談

大韓民国の尹大統領と日韓首脳会談にて先般のIAEA(国際原子力機関)の包括報告書について言及し、日本の総理として海洋放出の安全性に万全を期し、自国及び韓国国民の健康や環境に悪影響を与える放出は行わない旨述べました。

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

IAEAによる報告書を受理

グロッシー事務局長からALPS処理水の安全性に関する包括報告書をご提出いただきました。 引き続き科学的根拠に基づき高い透明性をもって国内外に丁寧に説明してまいります。

IAEAによる報告書を受理別ウィンドウで開く

日・パラオ首脳会談

岸田総理大臣は、パラオ共和国のスランゲル・S・ウィップス・JrよりALPS処理水についての日本の真摯な対応への理解と信頼を表明いただいていることに深い謝意を述べました。

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

日・クック諸島首脳会談

ALPS処理水の海洋放出に関し、政治レベルの対話や専門家間の対話の実施を説明し、ブラウン首相から日本の取組を評価している回答を頂きました。

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

太平洋諸島フォーラム(PIF)との会談

ALPS処理水の海洋放出の安全確保に対する岸田総理大臣の決意を歓迎するとともに、引き続き日本と緊密なコミュニケーションを希望する回答を頂きました。

詳細の記事はこちら別ウィンドウで開く

国際社会の反応

米国

日本が科学コミュニティや地域の利害関係者に対して透明性を保ち、関与を続けていることを歓迎。

(ASEAN関連首脳会議:東アジア首脳会議)

アルゼンチン

IAEAを信頼しており、その協力の下での取組を支持する。

(日・アルゼンチン外相会議)

イタリア

日本の科学的根拠に基づく透明性のある実施プロセスを評価する。

(駐日イタリア大使館声明)

インドネシア

(岸田総理大臣から、ALPS処理水の海洋放出に関する日本の立場について説明し、)ジョコ大統領から理解が示された。

(ASEAN関連首脳会議:日・インドネシア首脳会談)

ウクライナ

国際機関と連携して進めている日本の立場を支持する。

(日・ウクライナ外相会談)

英国

日本政府の取組を全面的に支持する。

(英外務・英連邦・開発省報道官声明)

エジプト

日本の立場を理解し、その対応を信頼している。

(日・エジプト外相会談)

オーストラリア

日本がIAEAと連携して責任ある形で取り組んできていること及び日本がとった措置を称賛する。

(G20サミット:日豪首脳会談)

オマーン

日本が国際的な基準を遵守して実施していくことを信頼している。

(日・オマーン外相会談)

オランダ

日本政府の取組を完全に支持する。

(G20サミット:日・オランダ首脳会談)

カナダ

カナダは科学的根拠に基づくエビデンスを信用している。我々は、日本がIAEAと緊密に協力し、福島第一原発から放出された水が国際的に認められた原子力安全基準を満たしていることを示したIAEAの報告書を歓迎する。

(カナダ外務省声明)

クウェート

日本が国際的な基準を遵守して実施していくことを信頼している。

(日・クウェート外相会談)

クック諸島

日本の取組を支持しており、今後も岸田総理大臣と緊密に協力していきたい。

(ASEAN関連首脳会議:日・クック諸島首脳立ち話)

サウジアラビア

日本の取組を完全に信頼している。

(第1回日・サウジアラビア外相級戦略対話)

セルビア

日本人は、とてもきちんとしており、色々なことを知っており、清潔、正確であり、その点に関して我々は敬服している。日本人は、まずは自分自身と世界の人々を守るために全てのことをしていると確信している。

(セルビア大統領記者会見)

チェコ

定められたルールに従えば、事故が起きた福島原発からの放出に関連する住民や環境へのリスクはないことが明確に証明されている。

(チェコ国家原子力安全庁)

チュニジア

日本の立場を理解する。

(日・チュニジア外相会談)

スペイン

IAEAが実施した日本のALPS処理水を海洋放出する計画に関するレビューは、同計画がIAEAが定めた国際的な安全基準に合致していると結論づけた。

(スペイン原子力安全委員会)

ドイツ

希釈や排出経路など各種要件が守られている限り、環境に影響はないとする東京電力の決定や日本当局の評価を支持することができる。

(ドイツ環境・自然保護・原子力安全・消費者保護省記者会見)

トルコ

IAEAによるモニタリングや報告書を注視しており、日本政府の誠実な取組を承知している。

(G20サミット:日・トルコ首脳会談)

ノルウェー

IAEAは、放出は安全であると評価している。

(ノルウェー放射線・原子力安全局声明)

バーレーン

日本が国際的な基準を遵守して実施していくことを信頼している。

(日・バーレーン外相会談)

パラオ

太平洋の我々全てが頼る海への悪影響がないことを確実にするための最良の科学とデータを用いた、今回の放出を行うための方法論的根拠を支

持する。 (パラオ大統領インタビュー)

パラグアイ

日本が国際的な基準を遵守して実施していくことを支持している。

(日・パラグアイ外相電話会談)

フランス

IAEA事務局長が7月4日に日本の総理大臣に提出した報告書を歓迎している。

(フランス欧州・外務省)

ペルー

同じ海洋国家として日本の対応を理解し、信頼している。

(日・ペルー外相会談)

ポーランド

日本が福島第一原発の事故に関し、科学的かつ透明性をもって取り組んでいることを高く評価している。ALPS処理水の海洋放出について日本の

取組を信頼している。 (日・ポーランド外相会談)

マレーシア

日本の立場を理解する。

(ASEAN関連首脳会議:日・マレーシア首脳の懇談)

メキシコ

日本が国際的な基準を遵守して実施していくことを信頼している。

(日・メキシコ外相電話会談)

モロッコ

日本側の対応を信頼している。

(日・モロッコ外相会談)

ヨルダン

日本が国際的な基準を遵守して実施していくことを信頼している。

(第4回日・ヨルダン外相間戦略対話)

アラブ連盟

日本の対応を信頼する。

(林外務大臣とアラブ連盟事務総長会談)

欧州連合(EU)

日本当局が福島第一原発及び処理水の放出状況について、タイムリーかつ透明性のある形で定期的に最新情報を提供していることを評価する。

(EU声明)

国際原子力機関(IAEA)

IAEAの専門家は、国際社会の目として現場に立ち、IAEAの安全基準に合致した計画どおりの放出が実施されていることを確認する。

(IAEA声明)

国際連合

国連は、IAEAの決定を尊重する。

(国連事務総長報道官会見)

世界保健機関(WHO)

今回の処理水放出に関する日本の規制基準は、国際安全基準に依拠するものである。

(記者会見におけるWHO発言)