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大雨・台風では、どのような災害が起こるのか

内容



大雨・台風では、どのような災害が起こるのか

 日本では、季節の変わり目に前線が停滞し、しばしば大雨を降らせます。また、7月から10月にかけては日本に接近・上陸する台風が多くなり、大雨、洪水、暴風、高潮などをもたらします。
 険しい山や急流が多い我が国では、台風や前線による大雨によって、川の氾濫や土石流、がけ崩れ、地すべりなどが発生しやすく、平成29年7月九州北部豪雨や平成26年8月20日の広島土砂災害など、人々の生活や生命が脅かされるような自然災害が度々発生しています。

 最近では短時間に狭い範囲で非常に激しく降る雨が頻発(いわゆるゲリラ豪雨を含む)しています。特に宅地等の開発が進んだ都市部では、川の急激な増水が生じたり、道路や住宅の浸水、道路のアンダーパス等の地下空間の水没といった被害も発生しています。
 また、雨で増水した川や田んぼを見に行って流されてしまったり、浸水した道路で側溝の境界が見えにくいために転落したりする事故も発生しています。

平成29年7月九州北部豪雨

 7月5日から6日にかけ、対馬海峡付近に停滞した梅雨前線に向かって暖かく非常に湿った空気が流れ込み、線状降水帯が形成・維持されました。このため、九州北部地方では、同じ場所に猛烈な雨が降り続き、2日間の総雨量が多いところで500ミリを超える記録的な大雨となりました。この大雨による中小河川の氾濫等で死者39名、行方不明者4名の人的被害が生じたほか、福岡県や大分県を中心に家屋の全半壊は約1,400棟、浸水家屋は約1,900棟に達しました。

平成29年7月九州北部豪雨による洪水災害(福岡県朝倉市杷木星丸地区)(気象庁福岡管区気象台提供)

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大雨・台風の時はどのように行動したらいいか

 台風や大雨の危険が近づいているというニュースや気象情報を見聞きしたら、危険な場所には近づかないようにしましょう。また、災害への備えをもう一度確認して下さい。

 危険を感じたり、市区町村長からの避難勧告等があった場合は、あわてず速やかに避難しましょう。

  • 避難の前には、必ず火の始末をしましょう
  • 避難の際の持ち物は最小限にして背中に背負うなど、両手が自由に使えるようにしておきましょう

※ 川の氾濫や土砂災害などの災害は一気に起こるため、避難が遅れると命にかかわります。天候が荒れてからでは移動も大変になりますので、特に高齢者や子どものいる家庭は、早い段階から自主的に避難することも検討しましょう。
※ 忘れ物をした場合でも、取りに戻るのは危険ですので絶対にやめましょう!
※ 暴風や浸水で避難場所までの移動が危険な場合は家の中のできるだけ安全な場所(崖から離れた2階の部屋)で待機したり、近隣のできるだけ頑丈な建物に避難することも検討しましょう。

詳しくはこちらの資料及び動画をご覧ください。

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大雨・台風災害に対する政府の取り組みや対応

※このセクションでは、すでに政府が公式に発表している対応策だけでなく、災害対策のために行われている会議なども取り上げます※

 被害を防ぐためには、国や都道府県が行う治水工事などの対策だけでなく、一人一人の自主的な行動が重要です。そのために役立つのが、気象庁が発表している「防災気象情報」です。大雨や台風は、地震災害のように突然襲ってくるものではなく、いつ、どこで、どのくらいの規模のものがやってくるのかなど、ある程度予測することができます。皆さんが早めの防災対策を立てられるよう、気象庁は大雨や台風などに関する防災気象情報を随時提供しています。
 また、気象庁では一般的な警報や注意報に先立ち、「大雨に関する気象情報」や「台風に関する気象情報」などを発表しています。
 さらに、平成25年8月30日からは重大な災害が起こるおそれが著しく大きい場合に「特別警報」を発表しています。
※特別警報に関しては、「特別警報と警報・注意報」をご覧ください。

詳しくはこちらから

◆ XRAIN(国土交通省)

国土交通省では、近年、増加する集中豪雨や局所的な大雨による水害や土砂災害等に対して、適切な施設管理や防災活動等に役立てるため、「XRAIN(エックスレイン)」によるレーダ雨量情報を提供しています。  XRAINは、スマートフォンにも対応し、高精度・高分解能(250m四方)・高頻度(配信間隔1分)で、ほぼリアルタイムのレーダ雨量情報を入手できます。

◆ 高解像度降水ナウキャスト(気象庁)

気象庁が提供する「高解像度降水ナウキャスト」では、30分先までの降雨状況の予測を250メートル四方の細かさで確認できます。スマートフォンにも対応し、強い雨の地域が従来より非常に細かく表示され、突然の大雨を避けるために役立てることができます。

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土砂災害警戒情報とは・・・?

大雨警報が発表されている状況で、土砂災害発生の危険度が非常に高まったときに、市町村長が避難勧告等の災害応急対応を適時適切に行えるよう、また、住民の自主避難の判断の参考となるよう、対象となる市町村を特定して都道府県と気象庁が共同で発表する防災情報です。

大雨警報・洪水警報の危険度分布とは…
 「大雨警報・洪水警報の危険度分布」は、土砂災害浸水害洪水害発生の危険度の高まりを地図上で5段階に色分けして表示したもので、常時10分毎に更新しています。雨が強まってきたとき、又は大雨・洪水警報や記録的短時間大雨情報等が発表されたときなどには、実際にどこでどのような災害の危険度が高まっているのかを把握することができます。  最大危険度の「濃い紫」が出現した場合、過去の重大な災害時に匹敵する極めて危険な状況となっており、すでに重大な災害が発生している可能性が高い状況となります。土砂災害や洪水により命に危険が及ぶ場所(土砂災害警戒区域や、山間部の中小河川で氾濫流により流失のおそれがある家屋等)においては、その前段階での早めの避難を心がけ、遅くとも「薄い紫」が出現した時点で、河川水位等の現況も合わせて確認し、速やかに避難開始を判断することが重要です。
土砂災害から身を守るには…
台風や大雨の際は、土砂災害が発生しやすくなります。土砂災害から身を守るために最低限知っておくべき3つのポイントを紹介します。
台風や大雨に備えて!
①お住まいの場所が、土砂災害警戒区域か確認する。

 過去に発生した土砂災害の実績による指定基準を基に、都道府県では土砂災害のおそれがある区域を「土砂災害警戒区域 *」として指定を進めています。
 普段からお住まいの場所が土砂災害警戒区域に指定されているか、国土交通省ホームページなどで確認しましょう。

*現在、土砂災害警戒区域の指定が完了していない箇所もありますので、併せて土砂災害危険箇所かどうかも確認してください。
 また、日頃から市町村が作成する土砂災害ハザードマップを利用して、危険な場所や避難場所、避難経路を確認するとともに、地域の土砂災害に関する避難訓練に参加しましょう。詳しくは、お住まいの市町村役場にお問合せください。

雨が降り始めたら!
②土砂災害警戒情報や雨量の情報に注意する。

 大雨による土砂災害発生の危険度が高まった時には、住民の避難の参考となるよう「土砂災害警戒情報」が発表されます。雨が降り出したら、雨雲の動きや土砂災害警戒情報に注意しましょう。

 気象庁や各都道府県の砂防課などのホームページやテレビなどで確認できます。

 都道府県によっては、携帯電話等に自動的に土砂災害警戒情報を連絡するサービスもありますのでご活用ください。

豪雨になる前に!
③大雨時、特に土砂災害警戒情報が発表された際には早めに避難する。夜間に大雨が予想される際は暗くなる前に避難する。

 お住まいの自治体の避難勧告などの情報に注意し、早めの避難を心がけましょう。

 特に、がけ下や渓流沿いなどにお住まいの方は、大雨時、特に土砂災害警戒情報が発表された際には、早めに近くの避難所などの安全な場所に避難しましょう。

 また、夜間に大雨が予想される際には、暗くなる前に避難した方が安全です。普段から土砂災害の避難訓練に参加しましょう。

 なお、豪雨などで避難所への避難が困難な際は次善の策として、近くの頑丈な建物の二階以上に緊急避難したり、それも難しい場合は、家の中のがけから離れた部屋や二階などの少しでも安全な場所に移動しましょう。

土砂災害の前兆現象
土砂災害警戒情報等が発表されていなくても、斜面が以下のような状況(土砂災害の前兆現象)になっていた場合は、直ちに周りの人と安全な場所に避難し、市町村役場等に連絡してください。

■土砂災害の主な前兆現象

  • がけや地面にひび割れができる
  • 小石がバラバラと落ちてくる
  • がけや斜面から水が湧き出る
  • 湧き水が止まる・濁る
  • 井戸や川の水が濁る
  • 地鳴り・山鳴りがする
  • 樹木が傾く
  • 降雨が続くのに川の水位が下がる
  • 立木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえる
                   
 

詳しくはこちらから

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■ 記録的短時間大雨情報とは・・・?

 数年に一度程度しか発生しないような短時間の大雨を、観測(地上の雨量計による観測)したり、解析(気象レーダーと地上の雨量計を組み合わせた分析)したりしたときに、各地の気象台が発表します。その基準は、1時間雨量歴代1位または2位の記録を参考に、概ね府県予報区ごとに決めています。この情報は、大雨警報発表中に、現在の降雨がその地域にとって土砂災害や浸水害、中小河川の洪水害の発生につながるような、稀にしか観測しない雨量であることをお知らせするために発表するもので、大雨を観測した観測点名や市町村等を明記しています。

 この情報が発表されたときは、お住まいの地域で、土砂災害や浸水害、中小河川の洪水害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。実際にどこで災害発生の危険度が高まっているかを気象庁HPの「大雨・洪水警報の危険度分布」(土砂災害警戒判定メッシュ情報、大雨警報(浸水害)の危険度分布洪水警報の危険度分布)で確認してください。  特に土砂災害警戒区域や浸水想定区域など、これらの災害で命に危険が及ぶおそれが認められる場所等にお住まいの方は、地元市町村の避難情報を確認し、避難勧告等が発令されている場合には速やかに避難を開始してください。また「大雨・洪水警報の危険度分布」で危険度が高まっている場合には必要な避難行動をとってください。周囲の状況や雨の降り方(XRAIN高解像度降水ナウキャスト)にも注意し、少しでも危険を感じた場合には躊躇することなく自主避難をしてください。  ただし、記録的短時間大雨情報が発表された場合、すでに屋外は猛烈な雨となっていることも想定されます。あらかじめ決めておいた避難場所まで移動することがかえって命に危険を及ぼすと判断される場合には、近隣のより安全な場所や建物へ移動し、それさえも危険な場合には、少しでも命が助かる可能性が高い行動として、屋内の中でも土砂災害・浸水害・洪水害が及ぶ危険性ができる限り小さい階や部屋等に退避(垂直避難)するなどの行動をとってください。

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