竜巻では、どのような災害が起こるのか

内容



竜巻ではどのような被害が起こるのか

竜巻の時はどのように行動したらいいか

●竜巻が発生したらどう行動し、どう身を守ればいいの?

 竜巻が発生したときには、建物などの被害は防げませんが、身の安全を守ることはできます。屋外にいる場合は頑丈な建物などに避難し、屋内にいても窓ガラスには近づかず、一階の丈夫な机の下などで身を小さくして頭を守ってください
 竜巻は短時間に猛スピードで様々なものを巻き上げながら、建物などに甚大な被害を与えます。すぐに身を守るための行動をとってください。

■竜巻にはどのように注意すればよいのか?

 気象庁では、竜巻やダウンバーストなどによる激しい突風が予測されるときに、国民の皆さんに注意を呼びかけるため、「竜巻注意情報」を発表します。竜巻注意情報は、雷注意報を補足する情報として、各地の気象台等が天気予報と同じ地域を対象として発表します。竜巻注意情報は、竜巻発生確度ナウキャストで発生確度2が現れた地域に発表しているほか、目撃情報が得られて竜巻等が発生するおそれが高まったと判断した場合にも発表しており、有効期間は発表から約1時間です。

竜巻注意情報を含め、竜巻に関する情報は、以下のように時間を追って段階的に発表します。

  • 半日~1日程度前には 気象情報 で「竜巻などの激しい突風のおそれ」と明記して注意を呼びかけます。
  • 数時間前には雷注意報で「竜巻」と明記して特段の注意を呼びかけます。
  • さらに、今まさに竜巻等が発生しやすい気象状況となった段階で「竜巻注意情報」を発表します。

 竜巻等に対しては身の安全を確保することが何よりも重要です。上記の情報を効果的に利用するためのポイントを解説します。

  1. 人が大勢集まる屋外行事や高所作業のように避難に時間がかかる状況では、気象情報や雷注意報にも留意し、万一に備え、早め早めの避難を心がけてください。
  2. 竜巻注意情報が発表された場合には、まず簡単にできる対応として、周囲の空の様子に注意※してください。そのとき、空が急に真っ暗になる、大粒の雨が降り出す、雷鳴が聞こえるなど、積乱雲が近づく兆候が確認された場合には、頑丈な建物に避難するなど身の安全を確保する行動をとってください。 ※竜巻等の現象は、発現時間が短く、発現場所も極めて狭い範囲に限られますので、竜巻注意情報が発表された地域であっても必ずしも竜巻等に遭遇するとは限りません。避難に時間がかかる(1)の状況以外では、竜巻注意情報が発表されても空の様子に変化がないことが確認できれば、直ちに安全確保の行動をとる必要はありません。
  3. 竜巻注意情報が発表された場合には、気象庁ホームページの竜巻発生確度ナウキャストで、危険度の高まっている領域をこまめに確認してください。竜巻注意情報と竜巻発生確度ナウキャストは組み合わせて利用することが効果的です。また、高解像度降水ナウキャストにおいても、竜巻発生確度ナウキャストを表示させることができます。
 竜巻等は積乱雲の下で発生します。積乱雲は、大気の状態が不安定なときに急発達し、竜巻のみならず、急な大雨、雷、ひょうなどの激しい現象も引き起こす可能性がありますので、竜巻注意情報等が発表された際にはこれらにも合わせて注意してください。

 

『竜巻注意情報』で竜巻への注意を呼びかけます
 

 特に建設現場、人が大勢集まる屋外のイベント会場、運動会などの学校行事など、避難に時間がかかると考えられる場所では、あらかじめ気象情報や雷注意報に注意し、当日の朝礼やミーティングなどでは、天気情報を確認しましょう。

■竜巻発生確度ナウキャストとは

竜巻などの突風は、規模が小さく、レーダーなどの観測機器で直接実体を捉えることができません。そこで、竜巻発生確度ナウキャストでは、気象ドップラーレーダーなどから「竜巻が今にも発生する(または発生している)可能性の程度」を推定し、これを発生確度という用語で表します。

竜巻発生確度ナウキャストは、竜巻の発生確度を10km格子単位で解析し、その1時間後(10~60分先)までの予測を行うもので、10分ごとに更新して提供します。竜巻発生確度ナウキャストは、分布図形式の情報として防災機関等に提供するほか、気象庁ホームページでも提供します。また、民間事業者による携帯コンテンツサービスも準備されており、屋外活動での利用も可能になります。

・発生確度2となっている地域
竜巻などの激しい突風が発生する可能性がありますので、急な突風の発生に対する注意が必要です。発生確度2が現れている地域には、竜巻注意情報も発表します。

竜巻などの激しい突風は積乱雲の下で発生します。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど身の安全確保に努めてください。

・発生確度1となっている地域
発生確度2よりは低いですが、竜巻などの激しい突風が発生する可能性が高い状況です。発生確度1は発生確度2に比べて頻繁に現れるので空振りも多くなりますが、竜巻などの激しい突風の発生を見逃すことが少ない情報です。突風による影響が大きい作業や行事を行う場合には、発生確度1にも十分留意してください。

なお、発生確度1と2の違いは、竜巻などの激しい突風が発生する可能性の程度の違いを表現したものであり、発生するまでの時間的な切迫度を示したものではありません。発生確度1も「竜巻などの激しい突風が今にも発生しやすい」気象状況になっていることに違いはありません。

・発生確度が現れていない地域
発生確度1や2となっている地域に比べると可能性は低いですが、発生確度が現れていない地域でも積乱雲が発生している場合には、竜巻などの激しい突風が発生することがありますので、注意が必要です。

◆詳しくはこちらから

■竜巻が間近に迫ったら・・・

 竜巻が発生したときには、建物などの被害は防げませんが、身の安全を守ることはできます。すぐに身を守るための行動をとってください。
 竜巻注意情報が発表された場合や積乱雲とその兆しを感じたら、以下のように身の安全を確保しましょう。
 竜巻の移動スピードは非常に速いため、竜巻を見ても写真や動画を撮影したりせず、ただちに身を守る行動を取ってください。

屋外では・・・
  • 近くの頑丈な建物に避難するか頑丈な構造物の物陰に入って、身を小さくしてください
  • 物置や車庫、プレハブ(仮設建築物)の中は危険ですので避難場所にはしないでください
  • 電柱や太い樹木も倒壊することがありますので、近寄らないようにしてください
  • 周辺に身を守る建物がない場合には、水路などくぼんだところに身を伏せて両腕で頭や首を守ってください
屋内では・・・
  • 一般の住宅では雨戸、窓やカーテンを閉め、家の1階の窓のない部屋に移動してください
  • 丈夫な机やテーブルの下に入るなど、身を小さくして頭を守ってください
  • 大きなガラス窓の下や周囲は大変危険ですので窓ガラスから離れてください
普段から心がけておくことは・・・
  • 竜巻注意情報等の情報の入手手段を調べておきましょう
  • 屋内外の避難場所・避難方法を考えておきましょう
  • ガラスの破砕防止対策(飛散防止フィルムを貼ること等)も有効です
  • 加入している保険が竜巻による被害を対象としているか、確認してみましょう。

詳しくはこちらから資料をご覧ください。

竜巻の災害事例集【内閣府防災より】 もし、1日前に戻れたら…私たち(被災者)から皆さんに伝えたいこと

竜巻災害に対する政府の取り組みや対応

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